ウォーク途中に各所で出会った樹木たちです。園芸種や野生種など、いろいろ取り混ざっています。
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イチゴノキ
(苺の木)。ツツジ科イチゴノキ属のヨーロッパ原産の常緑低木です。果実がイチゴに似ているため、英名は strawberry tree (ストロベリーツリー)。イチゴノキという和名は、これを訳したものです。戦後になってから日本に渡来し、一般に知られるようになったのは、つい最近の事です。私も2年程前に知ったのですが、見られる所もないままだったのですが、先般、西六甲ウォークで神戸市立森林植物園に立ち寄ったのを機に、初めて見ることが出来ました。
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イチゴノキの全姿。花期は10-12月で、閉花後の果実は、年を越して翌年の10-12月頃に赤熟します。従って、この時期には、今年の花と昨年の果実が同時に見られます。花と果実が少ない時期に観賞できる、貴重な花木です。
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花も葉もアセビとよく似ています。葉は濃い緑色、小さな白い壺形の花を咲かせます。成木の樹皮は赤くて美しいです。
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果実は食べられますが、ほとんど味がないようです。種小名 unedo は、"unum edo"(一回食べる)から来ており、一回食べればもう食べたいとは思わない、と云うことなんだそうです。
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シロマツ(白松)。マツ科マツ属の常緑樹。この時期、白いツルツルの樹皮が太陽によく映えて美しいです。
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シロマツの実。中国原産の樹木で、種子は食用となり、「白松塔」の名で漢方薬としても使われます。松葉は三本です。
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ブドウガキ(葡萄柿)。カキノキ科カキノキ属の落葉樹。マメガキ(豆柿)とも呼ばれます。大きさはブドウの巨峰くらいです。良く似たものに、シナノガキ(リュウキュウマメガキ)がありますが、ブドウガキの葉裏には柔毛があります。しかし、葉は落葉していて確認しようがなく、過去に何回か見たことのあるブドウガキとしておきます。
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トベラ(
扉)。トベラ科トベラ属の常緑樹。葉は艶々した緑色で、周辺部が内側に巻くように、葉全体が反っています。
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雌雄異株で、実は
熟すと3裂し赤い粘液が付着した種子を多数露出します。枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などと共に「魔除け」として戸口に掲げられました。そのため扉の木と呼ばれ、これが訛ってトベラとなりました。