水鳥といっても、水かきがない水鳥もいます。といっても、水かきがないように見えるだけで、よく見ますと、趾(あしゆび)の付け根に、小さな水かきが付いています。このような足は、半蹼足(はんぼくそく)と呼ばれるそうで、サギの仲間、シギ・チドリの仲間、クイナの仲間たちが半蹼足を持っています。これらの鳥の多くは、水鳥といっても、ほとんど泳がず、水辺を歩くことが多いです。このために、水かきが発達しなかったそうです。しかし、半蹼足で泳ぐ鳥もいます。
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半蹼足で泳ぐ鳥、バン(鷭)。クイナ科の鳥の一種。この鳥を最後に見たのは2015年12月ですから、もう1年以上見ていませんでした。しかも今回は、出会ったところが池とは離れた野原でした。一生懸命に草を食べていました。水草以外にも普通の草も食べるようです。出会った個体は若鳥で、まだ額版も赤くなく、羽色も茶色っぽい感じでした。
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足は大きくて、趾(あしゆび)も、とても長いです。足の色は黄色ないし黄緑色で、嘴の先端は黄色です。
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私が近くにいるのも気にせず、逃げもせず、「あんた、何者?」とこちらを見ています。
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遠くから見たときは鳩のように見えたのですが、足が長いので鳩よりは一回り大きく見えます。久しぶりのバンとの出会いで、寒い中を出てきた甲斐がありました。次は水中での出会いを期待したいです。
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オオバン(大
鷭)。クイナ科の鳥の一種。和名はバンよりも大型であることに由来します。バンと名前が共通していますので取り上げましたが、オオバンは半蹼足ではありません。弁足と云って、木の葉状の水かきがあります。
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意外と人懐っこくて人間を見つけると餌をもらおうと近寄ってきますが、ある程度の距離以上には近付きません。
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額板は白色、羽色は黒色、眼は赤色です。
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ケリ(
鳧、計里)。チドリ科の鳥の一種。見晴らしの良い田んぼに巣を作る「里山の暴れん坊」です。自分の生活圏に敵が近づくと大きな声で鳴き、鳶(トビ)や蛇(ヘビ)にも物怖じせず、仲間と一緒に勇敢に戦って追い散らします。