「山の辺の道」で見られた、春の山野草たち、その2です。
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ミヤマカタバミ(深山片喰)。カタバミ科カタバミ属の多年草。山地の林縁などに生息します。花は太陽の光が十分に当たらないと開花しませんし、夜には葉は閉じて就眠します。
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花期は3-4月で、普通のカタバミよりも早く咲きます。花の大きさも、普通のカタバミに比べますと、かなり大きくて直径は3cmほどあります。
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オオジシバリ(大地縛り)。キク科ニガナ属の多年草。花も3cmくらいと大きくて、葉はヘラ形です。
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ジシバリ(地縛り)。キク科ニガナ属の多年草。花はオオジシバリよりも一回り小さくて2cmくらい、葉は円形~楕円形で長い柄があります。
別名はイワニガナ(岩苦菜)。
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ツクシ(土筆)。トクサ科トクサ属の夏緑性多年生シダ植物・スギナ(杉菜)の胞子茎 をツクシと呼び、栄養茎をスギナと呼びます。シダ植物ですから花は咲かず、胞子で増えます。
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ツクシの群生。山の辺の道では、ハイキングがてらにツクシを摘む人たちも見られました。
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クサイチゴ(草苺)。バラ科キイチゴ属の落葉樹。ワセイチゴ(早稲苺)の別名通り、花期は3-4月です。実は赤く熟し、美味しいです。ノイチゴ(野苺)と云われるのは、このクサイチゴを指す場合が多いです。
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ヘビイチゴ(蛇苺)。バラ科キジムシロ属の多年草。実は赤く熟しますが、美味しくはありません。
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カラスノエンドウ(烏野豌豆) と一般的には呼ばれますが、学術的な和名は ヤハズエンドウ(矢筈豌豆) です。マメ科ソラマメ属の一年草で、実が熟しますと、鞘(さや)の色が黒くなることから、カラスの冠名が付けられました。
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カラスノエンドウには2つの蜜腺があります。他の花と少し違うのは、花の基部の托葉裏にある黒点=花外蜜腺です。花の中にある蜜は花粉を媒介してもらうための虫への褒美であり、この花外蜜腺から出る蜜は、蟻(アリ)にパトロールしてもらい、身体に付いた害虫を取り除いてもらうための褒美であると云われています。
kasumagusa_CIMG0661tカスマグサ
カスマグサ(
かす間草)。マメ科ソラマメ属の越年草。花の大きさが、「カ」ラスノエンドウと、「ス」ズメノエンドウとの間(=「マ」)くらいなので、「カスマ」グサです。通常2個の花を並んで咲かせます。