新横綱・稀勢の里の劇的な逆転優勝は本当に感動しました。15日間、毎日夕方はTV相撲見物で釘付けとなった大阪場所でした。一方、山歩きのホームグラウンドとも言うべき生駒山の中には、大阪桐蔭高校の野球グラウンドがあって、あの西谷監督のにこやかな顔を見ることもあり、こちらも応援していたら優勝してくれて、春が一気に来ました。あとは本格的な春の花が見られれば言うことなしです。近くて安全な所で本格的な春の花を見るとすれば、ユキワリイチゲか、ニリンソウか、ハルリンドウなどでしょう。時期的に、ユキワリイチゲならもう開花しているのでは、と決め打ちして出掛けてみました。
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ユキワリイチゲ(雪割一華)。キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
花の色は白で、淡い紫色を帯びています。この淡い紫色が時間や場所によって、青っぽく見えたり、赤っぽく見えたりします。今日は殆どが青白っぽく見えた中で、これは数少ない赤っぽく見えた花で、なんとも優雅な感じがしました。
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気温の低い午前中だと、まだ花を閉じていることがありますので、朝からウォーキング主体に山歩きを楽しみ、気温の上昇した午後2時から3時頃に、現地に到着するようにしました。予想通り満開でした。
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あっちにもこっちにも沢山の花が咲いていました。
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皆な満面の笑みをたたえて、迎えてくれました。
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根生葉は三裂し、紫色を帯びた深い緑色をしており、白い斑点があります。葉の裏面は濃紫色です。3月に花茎を出し、花茎の途中から出る葉は3枚で輪生しています。
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皆な同じユキワリイチゲだけど、一つ一つ顔が違い個性があります。人間も花も同じですね。
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皆な同じ方向を向いたままです。それならと、「あっち向いてホイ!」 あれぇ?誰も反応しません。
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もう一度、「あっち向いてホイ!」 やっぱ、誰も反応してくれません。そうなんです、ユキワリイチゲは明るい光が大好きで、皆な、光を感じる方向に向いているのです。
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近縁種のアズマイチゲ(東一華)は北方系の植物ですが全国に分布しています。一方、ユキワリイチゲは三重県以西から九州にかけて、西日本に分布します。近畿地方のRDB状況‥奈良県:絶滅危惧Ⅰ類、和歌山県・滋賀県:絶滅危惧Ⅱ類、京都府・大阪府・三重県:準絶滅危惧種、に指定されています。
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年々体力の衰えを感じる中で、お蔭様で今年も「春の妖精」に会うことが出来ました。天に感謝しつつ‥
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来年も再会出来ることを願いながら、現地をあとにしました。夜は山歩きの時に摘んだフキノトウをテンプラにし、一献傾けながら、春をしっかりと体感しました。