4月及び5月に出会った樹木の花たち、その3です。撮り溜めていて花期を過ぎてしまったものから、最近のものまでごちゃ混ぜになっています。
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タニウツギ(
谷空木)。スイカズラ科タニウツギ属の落葉樹。花期は5-6月で、今年枝の先端か葉腋に散房花序をつけます。花冠は5裂し、淡紅色の漏斗状で、多数の花をつけます。山の沢や谷間の水が流れているそばによく自生しますので、タニウツギの名前があります。
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緑濃い時期に、山や谷で見る見事なピンク色のタニウツギの美しさは例えようもないくらいです。
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ツクバネウツギ(
衝羽根空木)。スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉樹。4-6月頃に本年枝の先端に淡黄色の花を2個開きます。花冠は筒状鐘形で5浅裂し、内側に黄赤色の斑紋があります。
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花冠基部にあるプロペラ状の5枚の萼片がとても美しく、この形が羽根突きの羽根に見えるのが名前の由来です

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ウワミズザクラ(
上溝桜)。バラ科ウワミズザクラ属の落葉樹。全国の山野に自生します。およそサクラの花とは思えぬ花は、白い総状花序でブラシのように見えますが、花後には、ちゃんとサクランボが出来ます。
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ヒメコウゾ(姫楮)。クワ科コウゾ属の落葉樹。雌雄異花で、枝の先端に付く赤いヒゲモジャラの花が雌花で、枝の根元に付いている、やや大きな球状の塊が雄花です。
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ニシキギ科の小さな花たち三種に出会いました。最初は ニシキギ(
錦木)。ニシキギ科ニシキギ属の落葉樹。日本・朝鮮・中国に自生します。「錦木」の名前の通り、紅葉が素晴らしい樹木で、ニッサ、スズランノキと並んで世界三大紅葉樹の一つに数えられています。花の中央(緑色の部分)を花盤と云い、この真ん中にメシベが埋没していて柱頭だけが僅かに顔を出しています。4つのオシベも同様です。
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ニシキギの一番の特徴は、古い枝にはコルク質の翼が出来ることで、他の樹木と間違うことはありません。
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二番目は マユミ(
真弓)。ニシキギ科ニシキギ属の落葉樹。ニシキギ同様に、日本、中国、朝鮮に自生します。材質が強く柔軟性があり、よくしなりますので、弓に重宝されたことが名前の由来です。花の構造はニシキギと同様で、僅かに花弁が赤みを帯びます。
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マユミもニシキギも、花の数は無数に咲くのですが、いかんせん花が小さすぎて、気付かれることもなく、花を愛(め)でられることもありません。ニシキギ科の本領は秋に熟す果実で発揮されますが、それは又秋に。
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三番目は ツリバナ(吊花)。ニシキギ科ニシキギ属の落葉樹。長い花枝にぶら下がって花が咲きます。花の構造は上記二種と同様ですが、花弁が1枚多くて5枚ですし、オシベも1本多くて5本です。
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ツリバナはニシキギやマユミに比べると花も大きくて、ぶらぶらと吊り下がっていますので、三種の中では一番良く目立つ花です。秋にはヤジロベイのような面白い果実が見られます。
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カマツカ(鎌柄)。バラ科カマツカ属の落葉樹。4-5月に咲く花は、まん丸い5弁花で、とても可愛らしいです。
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若葉の頃には、葉の縁が赤みを帯びてウグイスカグラの葉と同様に美しく、秋には見事に紅葉して私たちの目を楽しませてくれます。
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コバノガマズミ(小葉の
莢蒾)。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉樹。関東以西、九州まで生息します。
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花は合弁花で花冠の先端が5裂します。4-5月に本年枝の先に散房花序を出し、白い小さな花を多数付けます。
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ナラメリンゴフシ(
楢芽林檎五倍子)。虫こぶの一種で、名前通り、コナラの新鞘の先に寄生するリンゴのような虫こぶです。昔はよく見たのですが、最近は老化による注意力散漫と視力低下があいまって、余り見つけることが出来ずにいます。