退院後の最初の受診(5/9)では「経過は順調で特に異常なし」とのことでした。「頑張って歩くようにしています」と言ったら、「そんなに頑張らなくてよろしい。今月一杯はごく普通に生活してください」と牽制されてしまいました。問題なければ、今月後半から山友達さんたちと軽く山歩きに行く予定にしていたのですが、延期にしてもらいました。仕方がないので足に負荷が架からないような平坦な所を選んで散歩しています。馬見丘陵公園をのんびり散策しながら、出会った花たちです。
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ヒトツバタゴ(
一つ葉田子)。モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉樹。日本では限られた地域~日本海の対馬と木曽川流域(岐阜県・愛知県)~だけに隔離分布する珍しい生態の木です。但し、野鳥に運ばれて他の地区の山林に自生しているケースもあるようです。同じモクセイ科のトネリコ(別名:タゴ)に似ていて、トネリコが複葉であるのに対し、これは小葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」と云われます。別名である ナンジャモンジャの木 の名前でも有名です。
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花期は5月頃で、新枝の枝先に10cm程の円錐形・集散花序を付けます。花冠は深く4裂して御幣(シデ)のようです。幹には縦に裂け目が入っています(後方に幹が見られます)。
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エゴノキ(漢字表記なし)。エゴノキ科エゴノキ属の落葉樹。日本全国の雑木林で見られます。花期は5月頃で、小枝の先端に房状に白い小さな花を多数つけます。古くから花は観賞用(庭木)に、実は石鹸の代用として洗濯に利用されてきました。
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若枝の先に1-4個の白い花を吊り下げます。萼はコップ状で、花冠は深く5裂し星状毛が密生しています。オシベは10本、中心にメシベの花柱が少し顔を出しています。
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ベニバナトチノキ(紅花栃の木
。トチノキ科トチノキ属の落葉樹。北米原産のアカバナトチノキと、欧州原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)との交配種(園芸種)です。花期は5-6月頃で、円錐状の花穂をつけます。
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大きな葉の上に突き出した花は見応え十分です。右は、当地で見た日本在来種のトチノキの花です。
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イペ・アマレロ(
Ipe amarelo)。単にイペとかイペーとか呼ばれます。ノウゼンカズラ科ハンドロアンサス属の落葉樹。ブラジル原産の樹木で、ブラジルの国花 でもあります。花の形は日本のノウゼンカズラに似ています。
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鮮やかな黄色い花が美しく、ジャカランタなどと同じように耐寒性も強いようで、高知や沖縄などでは植栽もされているそうですが、関西ではこの公園以外では見たことがありません。
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クレマチス(Clematis)。キンポウゲ科クレマチス属のツル性多年草。園芸用語としては、そのうち鑑賞価値の高い品種を総称する名前です。クレマチスは、日本原産のカザグルマ、中国原産のテッセンなど世界中の野生種(原種)を集めてきて、ヨーロッパで交配して作り出された園芸種ですので、多種多彩な花色や花姿があり、呼び方も混乱しているのが現状です。厳密に云いますと、カザグルマ(原種)と云うのは、白または淡紫色の花色で、花被片が8枚以上のものを指し、テッセン(原種)と云うのは、花色が白で花被片が6枚、かつオシベが花弁化しているものだけを指す名前です。
例えば紫色のテッセンといったものを聞きますが、正確には紫色のテッセンなどは存在しません。つまり、上記に該当しない花色や花弁を持つものは、分類的にはすべてクレマチスとしておくのが正解です(個々の園芸品種名は別です)。ただ厄介なのは原種に似たクレマチスと云うものが存在します。この写真のものも、花は白色で花弁が8枚だったので、カザグルマのようでしたが、クレマチスと小さく名札が付いていましたので、クレマチスと分かりました。
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バラが色々と咲いていましたが、独断と偏見で2つだけ取り上げました。一世を風靡したバラ、コクテール(Cocktail
です。フランスで作り出されたせいか、日本では、英語風に「カクテル」とは言わずに、「コクテール」と呼ばれました。ツル性で四季咲き、およそバラらしくない花であるところが、逆に世界中から人気を博しました。2015年の第17回世界バラ会議フランス・リヨン大会に於いて、名誉ある「バラの殿堂入り」を果たした名花です。
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マーガレット・メリル
(Margaret Merril)。イギリスで作出された白いバラです。非常に豊かな甘い香りがします。バラの香りには7つのタイプがあるそうで、これは「ダマスク・モダンの香り」だそうです。樹形は直立性で棘も少ないので扱いやすく、花も大きくて見栄えがします。国際的にも人気の高い、白色系フロリバンダ・ローズを代表する名花です。
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シラン(
紫蘭)。ラン科シラン属の宿根草。花に興味を持った頃、先輩から「この花知ってるか?」と聞かれ、「知らん」と言ったら、「おお!よう知ってるがな」とからかわれた思い出のある花です。
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シロバナシラン(白花
紫蘭)。シランの変種で、白い花を咲かせます。初めて見ました。
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ハリエンジュ(針
槐)。マメ科ハリエンジュ属の落葉樹。北米原産で、日本には1873年に渡来し、街路樹、公園樹、砂防・土止めなどに植栽されました。今や世界各地で野生化しています。藤と似た花なので、シロフジ(白藤)と間違えられることもありますが、ポイントは葉の形です。フジの葉は先が細長くなって尖っていますが、ハリエンジュの葉は全体に丸みがあって葉先も丸いです。別名を ニセアカシア と云います。