散策中に出会った野草たちです。
サワオグルマ(沢小車)。キク科キオン属の多年草。北海道を除く全国の日当たりのよい山野の湿原や水辺に生息します。今まで見逃していたのか、初めての写真です。近郊の低山を散策中に湿地で咲いていました。
サワオグルマ(沢小車)。キク科キオン属の多年草。北海道を除く全国の日当たりのよい山野の湿原や水辺に生息します。今まで見逃していたのか、初めての写真です。近郊の低山を散策中に湿地で咲いていました。
背丈は大きいものでは 1m 近いものもありました。頭花は3.5-5cm 程で、花はいかにもキク科らしい感じがしました。
ブタナ(豚菜)。キク科エゾコウゾリナ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化種ですが、今や全国に蔓延しています。タンポポの花とそっくりですので、日本で発見された当初(1933年)は、タンポポモドキ と呼ばれましたが、フランスでの俗名が、Salade de porc (ブタのサラダ)と呼ばれていたことからブタナとなりました。
30-60cm 程に長く伸びる細長い茎が特徴です。日本では完全に雑草扱いですが、全草、食用可能で、ヨーロッパでは若葉や根が利用されているそうです。
コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)。キク科センダングサ属の一年草。コセンダングサと似ていますが、頭花に白色の舌状花が数枚付きます。白い舌状花が付いていない花の方が多いので、コセンダングサと間違いやすいです。まわりで咲いている花をよく見回しての判断が必要です。
オドリコソウ(踊子草)。シソ科オドリコソウ属の多年草。全国の山野に自生します。ここでは花も終わりかけていて、花も歯抜け状態で、踊り子たちが美しく並んだ姿とはいえませんでした。
トキワツユクサ(常磐露草)。ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草。南米原産で、日本には観賞用として持ち込まれましたが、野生化して全国に蔓延し、外来生物法により要注意外来生物に指定されています。
初夏に白い三角形の花を咲かせて可愛いのですが、繁殖力が絶大なので、駆除も致し方ありません。
コナスビ(小茄子)。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。全国の野や山の湿り気のある場所に生息します。名前の由来は、実がナス(茄子)に似ているからと云いいますが、黄色い花は勿論、実からも茄子を連想するには無理がありそうです。ナス科でなくてサクラソウ科と云うのも面白いです。
茎は地上を這うように伸びていき、群生しているのも見かけます。
クララ(眩草)。マメ科クララ属の多年草。北海道を除く全国の日当たりの良い堤防や草むらに生えています。環境省RDBで絶滅危惧種ⅠA類に指定されている貴重な蝶・オオルリシジミの幼虫の食草ですので、昔、幼虫がいないかと調べ回ったのですが見つかりませんでした。それもそのはずで、オオルリシジミは東北と九州にしか生息せず、関西にいるはずもなく、無知ゆえの無駄な試みをしていたことが思い出される懐かしい草です。ニセカラクサケマン(偽唐草華鬘)。ケシ科カラクサケマン属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化種です。ムラサキケマンの白花変種である シロヤブケマン(白藪華鬘) と似ていますが、花や葉などは全体に小ぶりで繊細な感じがします。茎は半ツル状になって他の植物に絡むなどしています。
オカタツナミソウ(丘立浪草)。シソ科オカタツナミソウ属の多年草。本州と四国に生息し、どちらかといえば、半日陰になるような場所を好みます。一般的に、花序は上下に長くならず、横並び状態に付くことが多いです。花の向きも必ずしも一定方向に向いていないのが特徴です。
タツナミソウ(立浪草)。シソ科タツナミソウ属の多年草。北海道を除く全国の野山に生息します。花の咲く姿と模様が「泡立つ波」を連想させるから、「立浪」と名付けられました。
タツナミソウの花は、垂直方向に縦長に付き、個々の花どれもが同じ方向に向いているのが特徴です。左がオカタツナミソウ、右がタツナミソウですが、育つ場所や環境によっては、花色や花序の長さも違うこともあって、同定に迷うことが少なからずあります。
ブタナ(豚菜)。キク科エゾコウゾリナ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化種ですが、今や全国に蔓延しています。タンポポの花とそっくりですので、日本で発見された当初(1933年)は、タンポポモドキ と呼ばれましたが、フランスでの俗名が、Salade de porc (ブタのサラダ)と呼ばれていたことからブタナとなりました。
30-60cm 程に長く伸びる細長い茎が特徴です。日本では完全に雑草扱いですが、全草、食用可能で、ヨーロッパでは若葉や根が利用されているそうです。
コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)。キク科センダングサ属の一年草。コセンダングサと似ていますが、頭花に白色の舌状花が数枚付きます。白い舌状花が付いていない花の方が多いので、コセンダングサと間違いやすいです。まわりで咲いている花をよく見回しての判断が必要です。
オドリコソウ(踊子草)。シソ科オドリコソウ属の多年草。全国の山野に自生します。ここでは花も終わりかけていて、花も歯抜け状態で、踊り子たちが美しく並んだ姿とはいえませんでした。
トキワツユクサ(常磐露草)。ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草。南米原産で、日本には観賞用として持ち込まれましたが、野生化して全国に蔓延し、外来生物法により要注意外来生物に指定されています。
初夏に白い三角形の花を咲かせて可愛いのですが、繁殖力が絶大なので、駆除も致し方ありません。
コナスビ(小茄子)。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。全国の野や山の湿り気のある場所に生息します。名前の由来は、実がナス(茄子)に似ているからと云いいますが、黄色い花は勿論、実からも茄子を連想するには無理がありそうです。ナス科でなくてサクラソウ科と云うのも面白いです。
茎は地上を這うように伸びていき、群生しているのも見かけます。
クララ(眩草)。マメ科クララ属の多年草。北海道を除く全国の日当たりの良い堤防や草むらに生えています。環境省RDBで絶滅危惧種ⅠA類に指定されている貴重な蝶・オオルリシジミの幼虫の食草ですので、昔、幼虫がいないかと調べ回ったのですが見つかりませんでした。それもそのはずで、オオルリシジミは東北と九州にしか生息せず、関西にいるはずもなく、無知ゆえの無駄な試みをしていたことが思い出される懐かしい草です。ニセカラクサケマン(偽唐草華鬘)。ケシ科カラクサケマン属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化種です。ムラサキケマンの白花変種である シロヤブケマン(白藪華鬘) と似ていますが、花や葉などは全体に小ぶりで繊細な感じがします。茎は半ツル状になって他の植物に絡むなどしています。
オカタツナミソウ(丘立浪草)。シソ科オカタツナミソウ属の多年草。本州と四国に生息し、どちらかといえば、半日陰になるような場所を好みます。一般的に、花序は上下に長くならず、横並び状態に付くことが多いです。花の向きも必ずしも一定方向に向いていないのが特徴です。
タツナミソウ(立浪草)。シソ科タツナミソウ属の多年草。北海道を除く全国の野山に生息します。花の咲く姿と模様が「泡立つ波」を連想させるから、「立浪」と名付けられました。
タツナミソウの花は、垂直方向に縦長に付き、個々の花どれもが同じ方向に向いているのが特徴です。左がオカタツナミソウ、右がタツナミソウですが、育つ場所や環境によっては、花色や花序の長さも違うこともあって、同定に迷うことが少なからずあります。
コメント
コメント一覧 (8)
タツナミソウは華やかな花で見つけると嬉しくなりますね。
コメント有難うございます。
今回の花は、殆ど平地で見られるものばかりです。サワオグルマは湿地性植物なので水辺とか山地の湿地となります。
タツナミソウはもう一種違うものと思われるのを写真に撮っているのですが、同定ができず、分かりませんのでお蔵入りにしています。
コメント有難うございます。
私も今回初めて帰宅後、図鑑でサワオグルマと確認したのですが、意外と平凡な花だったので、ちょっと期待はずれでした。
仰るように、見逃してきた可能性が大きいですね。タツナミソウは確かに同定が難しい花です。分かるものだけアップしています。
コメント有難うございます。
なんとか図鑑等の同定ポイントに合致していそうなものだけ、エイヤーッで取り上げています。名前が分からないのはお蔵入りです。
山でもう一種、背丈の低いタツナミソウを撮っているのですが、取り上げた2種とは別なのか、同じものなのかも分からない状態です。タツナミソウは難しいです。
コメント有難うございます。
サワオグルマには、初めて気付きました。隣の集落へと繋がる里山の奥深い場所なのですが、年に数回はウォーキングで歩いていて、以前にも黄色い花が咲いていた記憶がありました。でそ、湿地のため近寄ることも出来ませんでした。この日は地表も乾いていましたので、思い切って近くまで行って正解でした。