大阪の山友さんから、抜釘手術が終われば足慣らしを兼ねて山に行こうとお誘いを頂いていたのですが、医師から5月中は無理せぬようにと釘をさされて、6月以降に延期してもらっていました。その後2回の術後検査を経て、5月末にようやく治療終了を告げられました。早速、山友さんから「先日登った某山ではササユリが開花していました。我々の拠点においても咲き出しているかもしれないので、見切り発車になりますが、6/4にササユリ山行をします。よければ参加して下さい」との連絡を受けました。個人的にはちょっと時期が早いのでは?と思ったのですが、歩きたい気持ちが強くて、参加しました。
★大阪山友・有志 「ササユリ山行」 6/4
当日は集合時間までに某駅に各自参集、総勢7名での山歩きとなりました。
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ササユリ(笹百合)。ユリ科ユリ属の多年草。今更説明する必要もない、日本を代表する百合の花です。個人的にも、この花だけは毎年見ずにはいられない、思い入れのある花です。サイグサ(サエグサ)と云う名前で古事記にも登場する、古代から日本人に愛されてきた花です。近畿地区でのRDB状況‥奈良県・三重県:準絶滅危惧種。

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山深く、ポツン、ポツンと姿を現わしていたササユリ。他の草木が邪魔になったり、木漏れ日の中で上手く撮れなかったり。
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それでも、雑木林の中で見るササユリの、孤高の美しさ‥。
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山の斜面には近寄れず、コンデジのズームをいっぱいにして狙います。
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まだ咲き出したばかりのようで、ササユリの蕾姿は沢山見かけました。
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予想通り、少し早かったようでしたが、それでも山中では二桁の花たちに出会うことが出来ました。三人娘にも出会いましたが、当方のカメラもウデも悪くて、見せられた写真ではなく、お蔵入りです。見切り発車での山行でしたが、今年最初のササユリとの出会いを十分に楽しむことが出来ました。
★イチヤクソウ、ツチアケビ
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今回の山行では、いろいろな花にも出会いましたが、その中から2つだけピックアップ。イチヤクソウ(一薬草)。ツツジ科イチヤクソウ属の常緑多年草。全国の低山の林中に生息します。近畿地区でのRDB状況‥奈良県:準絶滅危惧種。
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他の野草の陰に隠れていたのを素早く見つけ出した、Hさんの鋭い感覚に全員が感嘆です。
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もう一つは、ツチアケビ(
土木通)。ラン科ツチアケビ属の多年草。葉緑素を持たない腐生植物で日本固有種です。近畿地区のRDB状況‥京都府・奈良県:準絶滅危惧種。
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これもHさんの特異な鋭い感覚を頼りに、山中では数箇所で発見しました。それにしても山で貴重な花を探し出すHさんの能力は凄いです。しかし、ツチアケビは花茎が立ち上がったばかりで、まだ開花はしていませんでした。あと1週間から10日くらいすると、見事な金色に輝く花が見られるはずですが‥。誰とは無しに「花は見たくても、この場所には一人では絶対に来られへんで」と云う声が切なく聞こえて来ました。本日の歩程は 12.8km でした。私にとっては久しぶりの山行でしたが、脱落することなく、無事歩き切ることが出来ました。医師、山友、家族すべてに感謝です。