我が家の植栽種や、他家の庭先や玄関先で見かけた園芸種たちです。
我が家の植栽種
amatya01
アマチャ(甘茶)
アジサイ科アジサイ属の落葉樹で日本特産種。植物学的にはヤマアジサイと同一物で、特に葉に甘味が強い個体です。毎年4月8日のお釈迦様の誕生会で寺で振舞われる「甘茶」の原料として有名ですが、アマチャは江戸時代に発見されたものですから、それまでは寺では五色水と云う香水が使われていたそうです。さて、今年の4/16にウォークで奈良県薬業研究センターを訪れた際に、甘茶やカモミール茶やドクダミ茶などの薬草茶をいろいろ試飲させてもらいました。帰り際に「シロウトでは甘茶には加工出来ませんが、花は美しいので鑑賞用として育ててみませんか」と、センターの人からアマチャの苗木を頂きました。帰宅後、植木鉢に植え替えてから約2ヶ月、待ちに待った淡紅色の花が咲きました。ガクアジサイの仲間と分かっていましたから楽しみに待っていましたが、期待通りの美しさで感激しました。

amatya02
アマチャの
花のアップ。花期は5-6月で、枝先につく散房花序は、中央に多数の濃紅色の両性花があり、両性花のオシベは10本、メシベは3本あります。周りを淡紅色の中性花(装飾花)が縁を取り囲んでいます。
nokanzou02
同じく奈良県薬業研究センターでいただいた、ノカンゾウ(
野萓草)。ユリ科ノカンゾウ属の多年草。6-7月頃に葉の間から花茎を1m近く伸ばして、茎頂に数個の黄赤色の美しい花を付けます。全国15府県でレッド・データに登録されており。近畿地方のRDB状況は‥京都府・大阪府:絶滅危惧Ⅱ類、滋賀県・奈良県・三重県:準絶滅危惧種、となっています。
nokanzou01
花は1日だけ咲いて、夜には萎んでしまいます。1番目の花は萎み、2番目の花が咲きました。折角いただいた貴重なアマチャやノカンゾウです。枯らさぬように気をつけて、来年も花を見たいものです。
tukimisou01
昔、家内が友人から貰ってきたと云う「月見草」。狭義のツキミソウは白花のはずなので、ちょっと調べてみました。ツキミソウの仲間は色々あるようで、これは北米原産の オエノテラ・フルティコサ
Oenothera Fruticosa) と云うのが正しい名前のようです。園芸店では「月見草」の名で売られているそうです。
★民家で見かけた園芸種たち
市街や住宅地を歩いていますと、いろいろな園芸種や植栽種に出会います。植物については、個人的には山や野に咲く花にしか興味がないのですが、初見のものや、少し珍しそうなものに出会って、思わず写真に撮ってみた花たちです。
kurobousi
クロホウシ(黒法師)。ベンケイソウ科アエオニウム属の多肉植物。原産地はモロッコで、アルボレウムと云う緑の葉を持つ原種をもとに改良した園芸種です。花のように見えますが、これは葉です。黒紫色の葉から黒法師と云う和名となりました。別名をサンシモンと云います。

kujyaku_sabotenn
クジャクサボテン(孔雀サボテン)。サボテン科エピフィルム属の多肉植物。有名な「月下美人」とそっくりです。どちらも同じ種目のサボテンなので似て当然なのですが、月下美人の花は白色のみ、孔雀サボテンは白色の他にも赤・ピンク・オレンジ・黄などの花色があります。どちらも夕方に咲き始めますが、月下美人は翌朝午前中には萎みますが、孔雀サボテンは午後になっても咲いていて丸1日、長いものは2-3日咲いています。この花も午後3時頃に見たもので孔雀サボテンです。また月下美人には棘がありませんが、孔雀サボテンには小さな棘があります。
oboro_tukiyo
サボテンは葉や形も面白ければ、花の色や姿も多種多様なので、つい目がいってしまいます。これは良く見かける オボロヅキヨ(朧月夜) です。丁度花が咲いていましたので撮ってみました。
tokeisou01
トケイソウ(時計草)。トケイソウ科トケイソウ属のツル性常緑樹ないしは落葉樹。ブラジル原産で、別名はパッション・フラワー。トケイソウの仲間には実が食べられるものもあり、これらはパッション・フルーツとして店頭で売られています。果実は香りが凄く良いので、部屋に置いておくだけで、良い香りが漂ってきて癒されます。
Euphorbia characias01
変な花と思って覗き込んだら、葉の中央から花が出ていました。四苦八苦して調べた結果、地中海沿岸を原産国とするトウダイグサ科の多年草で、名前は ユーフォルビア・カラキアス
Euphorbia characias)と云うそうです。
Euphorbia characias02
これも、ユーフォルビア・カラキアスです。カラキアスの仲間には、
斑の入り方や葉色の濃淡、苞の色の違いなどで結構細かく分類されているそうですが、私にはカラキアスと云う名前を知っただけで十分でした。園芸種は品種が多すぎて、とても私の手には負えませんが、せめて珍しいものや目新しいものに出会った時だけでも、名前を調べることで、頭の老化予防になるかもと、無駄なアガキを続けています。