初夏の山野草たちです。
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オカトラノオ(
丘虎の尾)。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。花期は6月から7月で、白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下から順に開花していきます。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるのが名前の由来です。
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山のオカトラノオは、まだ咲き始めたばかりで、出会った花はほんの少しでした。
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こちらは我が家で咲いているオカトラノオです。今年は5つの花穂が出ているのですが、花は毎日少しづつ咲きあがっていくので、1週間程経っても、まだこんな感じです。そこで山へ探しに行ったのですが、山ではまだ早過ぎました。
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コジキイチゴ(乞食苺)。バラ科キイチゴ属の落葉樹。山の日当たりの良い場所に生息します。別名をフクロイチゴ(袋苺)と云われるように、果実の中は空洞で、その形状を甑(こしき)に例えたのが語源で、コシキが転訛してコジキとなりました。キイチゴの中では開花は遅い方で、まだ花が咲き終わったばかりでした。
一つだけ熟した果実がありました。普通は橙色に熟すのですが、何故か真っ赤に熟していました。追記:この果実はコシキイチゴでなく、一緒に見られたクサイチゴでしたので写真を削除しました。すみません。
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カズノコグサ(数の子草)。イネ科カズノコグサ属の越年草。いわゆる水田雑草の一つ。
カズノコグサの和名は牧野富太郎博士が、いくつかの枝に着いた膨らんだ小穂が互いに密着して、全体として披針形の整った型になっている様子を数の子に見立てて名付けられました。
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トゲヂシャ(
萵苣)。キク科アキノノゲシ属の越年草。葉の付き方が水平でなく垂直に付く変わった植物で、帰化植物ながらお気に入りでした。2年くらい前までは当地でも道路筋で大繁茂していたのですが、一気に減っってきました。そういえば、ビロードモウズイカも猛威を振るっていたのがウソのように、殆ど見られなくなりました。帰化植物が繁茂するのは良くないことなので、減少は有り難いことなんですが、見られなくなってくると見たくなるのが人間の心情なんでしょうね。
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ホタルブクロ(
蛍袋)。キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。初夏に開花しますが、暑さには弱いようで、日陰のところで見られます。関西には白色の花が多く、当地でも殆ど自生種は白色です。
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こちらは当地でなく、他府県の山で見た赤紫色の花をつけたホタルブクロです。
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ユキノシタ(雪の下)。ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。北海道を除く全国の半日陰の湿った岩場などに自生します。葉はテンプラなどとして食用に用いられ、また葉や葉の絞り汁は民間療法の生薬として用いられてきたことなど、人間との係わり合いの深い植物ですので、民家周辺に植えられていることも多いです。
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ウツボグサ(
靫草)。シソ科ウツボグサ科の多年草。花が咲き終わると花穂は枯れたような褐色になります。これが生薬名で 夏枯草(カゴソウ)と呼ばれるもので、古来からいろいろな病気に用いられて来ました。当地も生息数が少なくなり、見られるところが、ごく一部となってしまいました。