地元をウォーク中に出会った夏の樹木の果実や花たちです。
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マタタビ(
木天蓼)の果実。マタタビ科マタタビ属のツル性落葉樹。今年は花を見逃してしまい、山に行ったら、もう果実になっていました。マタタビは雌雄異株で、当たり前のことですが果実は雌株にしか出来ません。しかし、マタタビの果実には2種類あって、写真のドングリ型と云うか砲弾型の果実が、本来の果実で 天木実(てんもくじつ)と呼ばれるものです。
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もう1種類の果実は、写真のように果実の表面がデコボコになったカボチャ型のもので、
木天蓼(もくてんりょう)と呼ばれます。これは花の子房にマタタビアブラムシが産卵したために、果実が異常発育した虫こぶです。
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普通の果実と、虫こぶとなった果実は共存しています。どちらの果実も生薬として用いられますが、普通の果実よりも虫こぶとなった果実の方が薬効が高いそうで、より高価なんだそうです。
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シキミ(
樒、櫁)の果実。マツブサ科シキミ属の常緑樹。シキミは、花や葉や実、さらに根から茎にいたるまでの全てが有毒で、特に果実は植物のなかでは唯一、毒物及び劇物取締法により 劇物 に指定されています。従って、この実を集めて、無届で販売したりすると罰せられますので、注意が必要です。
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イヌビワ(
犬枇杷)の果実。クワ科イチジク属の落葉樹。関西以西の山地などに自生します。食用してもビワに比べて不味いのでイヌビワと呼ばれます。先般、初めて見たイシガケチョウの食草でもあるようです。
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ウワミズザクラ(
上溝桜)の果実。バラ科ウワミズザクラ属の落葉樹。果実は殆ど鳥に食べられたり、落果したりして、見かけなくなりましたが、少しだけ残っていたので写真に撮ってみました。
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キササゲ(木大角豆)の花。ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉樹。山でも仲々見かけることが少なくなりました。当地には6-7年前までは1本だけアメリカキササゲの大木が自生していたのですが、宅地開発で伐採されて消滅してしまいました。キササゲの花よりもアメリカキササゲの花のほうが大きくて見栄えがして美しかったのですが‥。このキササゲも数が少ないので心配です。
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キササゲの果実
細長い蒴果で、ササゲ(大角豆)に似ているので、キササゲ(木大角豆)と呼ばれます。
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リョウブ(
令法)の花。リョウブ科リョウブ属の落葉樹。山ではよく目立つ花で、樹皮はサルスベリと同じようにツルツルなので、花期でなくても同定しやすい樹木です。
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ノリウツギ(
糊空木)の花。アジサイ科アジサイ属の落葉樹。全国の山地に自生します。大好きな花なのに、カメラ知識がなくて何でもオート撮影専門なので、花が白とびしてしまい、証拠写真レベルとなってしまいました。
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クサギ(
臭木)の花。シソ科クサギ属の落葉樹。葉を触ると、一種異様な臭いがするのがこの名の由来です。
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花期は8月頃です。花後の果実の美しさは特筆ものです。
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ナツフジ(
夏藤)の花。マメ科フジ属のツル性落葉樹。関東以西に分布する日本固有種。垂れ下がった総状花序には、淡黄白色の蝶形花を多数つけます。ツルの巻き方はS字巻きです。