ウォーク中に出会った花と果実たちです。花はめっきり少なくなりました。
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シコンノボタン(
紫紺野牡丹)。ノボタン科シコンノボタン属の中南米原産の常緑低木。たまに鉢植えされたものに出会うことがありますが、久しぶりの再会でした。花期は春と秋ですが、気温が良ければ冬でも咲いています。
gyoryubai
ギョリュウバイ(檉柳梅)。フトモモ科ギョリュウバイ属の常緑低木。原産地はニュージーランドおよびオーストラリアで、花期は11-4月頃です。耐寒温度は -5℃位で、少々の霜程度ならば耐えられますので、関東以南であれば戸外で越冬可能です。
hiiragi_nanten
ヒイラギナンテン(柊南天)”チャリティ”。メギ科ヒイラギナンテン属の常緑樹。通常のヒイラギナンテンは低木で、花期も春なのですが、この ”チャリティ” と云う品種は特別で、背丈も3-4mほどの高木になり、花も11-1月の寒い時期に咲かせます。
sazanka
サザンカ(山茶花)。ツバキ科ツバキ属の常緑樹。この時期、野生で見られる花の代表です。
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ナギイカダ(
梛筏)の実。キジカクシ科ナギイカダ属の常緑低木。地中海沿岸が原産地です。雌雄異株で、葉が日本のナギに似ており、ハナイカダのように葉の中央部に花が咲くのが、名前の由来です。
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ナギイカダの葉は退化しており、末端の枝が葉のように扁平になり(葉状枝)、先は鋭いトゲになっています。春から夏にかけて、この葉の上に花が1つ咲き、冬に赤い果実となります。花や果実は、葉状枝の向軸側、中脈のやや下寄りの苞の腋につきます。
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カナメモチ(
要黐)の実。バラ科カナメモチ属の常緑樹。果実は秋に紅色に熟し、遅くまで残っています。
isunoki
イスノキ(
蚊母樹、柞)の実。マンサク科イスノキ属の常緑樹。関東以西に生息します。果実は蒴果で、表面が黄褐色の毛で覆われ、晩秋に熟して割れ、黒い種子が2個あらわれます。
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ナワシログミ(
苗代茱萸)の実。グミ科グミ属の常緑樹。秋に開花したあと、長さ1-1.5cmほどの長楕円形の果実(偽果)となり、翌年の5〜6月に赤く熟します。田植えの準備の苗代(なわしろ)を作るころに実が熟すのが名前の由来です。
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もうすぐ大好きな椿のシーズンなので、椿の木に出会うたびに注意していたら、久しぶりに出会った キンギョバツバキ(
金魚葉椿)です。ツバキ科ツバキ属の常緑樹。この椿は、通常の葉の形以外に、突然変異の葉~琉金や出目金など金魚の尾ヒレのような葉~ が付いているのが特徴です。
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青空に向って大きく伸びる ユーカリの木。フトモモ科ユーカリ属の常緑樹で、コアラでお馴染みのオーストラリアが原産の高木です。ユーカリは品種も多く、この木は レモンユーカリ だと思います。樹高は 30-40m くらいになり、この写真も木の下から見上げて撮ったものです。
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ユーカリの幹は、他の木と比べ構造が違い、幹の外側の皮(樹皮)と内側にある層(形成層)では異なります。成長する課程で外側の樹皮がひび割れて、はがれ落ちます。樹皮が剥がれ落ちますと、内側の形成層は真っ白で、ツルツルの光沢がある幹となります。