★JR東海さわやかウォーキング@関西「開運祈願と京都伏見の名水と酒蔵をめぐる」 2/17
1年ぶりにJR東海の「さわやかウォーキング@関西」に参加しました。JR東海のウォークは、すべてJR東海のスタッフさんたちが企画立案から運営まで行い、参加費は無料、完歩者には特選バッチ等も貰えると云う、良心的な企画です。東海地区以外の関西で行われる企画は、年に4-5回程度ですが、日程が会えば参加するようにしています。今回は伏見のお酒では、個人的にも一番好きな「黄桜」をメインに訪ねますので、朝早くから出かけました。
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黄桜・伏水蔵(ふしみぐら)工場見学の通路に展示されている、小島功さん作の二代目カッパ・キャラクター の沢山の絵画から、京都らしいものを幾つか写真に撮ってみました。今更説明も不要でしょうが、(左上)夏の鴨川納涼床と大文字送り火、(右上)秋の嵐山・小倉山と渡月橋、(左下)秋の東山高台寺周辺・文之助茶屋と八坂塔、(右下)冬の四条大橋と南座、の各風景とカッパたちです。
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「さわやかウォーキング」はフリーハイキングなので、集合地の受付でコース・マップをもらったら、各々自由にスタートします。集合地は新幹線・京都駅八条口もしくは近鉄・丹波橋駅改札口、受付時間は8時半から11時までです。私たちは近鉄・丹波橋駅で朝8時半に地図をもらい、すぐにスタートしました。最初に立ち寄ったのが 大黒寺。空海の開基で当初は長福寺と云いましたが、元和元年(1615)伏見奉行・山口駿河守は薩摩藩主の命をうけて、この寺を武運長久の祈願所に定め、寺名を大黒寺と改めました。今年はNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放映で、西郷隆盛が脚光を浴びています。この大黒寺では西郷隆盛と大久保利通が会談した部屋が、丁度特別公開中でした。
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大手筋商店街を東に進み、国道24号線との角地にある 御香宮(ごこうみや)神社 に立ち寄りました。この 表門(重文)は、豊臣秀吉が築城した伏見城の大手門を移築したものです。
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御香宮神社・本殿脇にある「御香水」。環境省の名水100選に選定されています。平安時代、境内から病気に効く香水がわき出たので、清和天皇からこの名を賜りました。祭神は神功皇后などで、豊臣秀吉は伏見城の守り神としました。幕末の鳥羽伏見の戦いでは、神社は薩摩軍の屯所となり、この薩摩軍の幕府軍への砲撃をきっかけに「伏見の戦い」が始まりました。
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更に東へと進み、明治天皇陵の参道途中で右折すると、乃木神社 です。長州藩士から陸軍大将となった 乃木希典(のぎまれすけ) を祀る神社です。日露戦争後、退役して学習院の初代院長に就任。明治天皇の厚い信頼を得たが、明治天皇は明治45年(1912)7月30日に崩御。2ヵ月後の、大正元年(1912)9月13日の大葬の日に、乃木は妻・静子と共に自刃しました(殉死)。乃木の死去後、各地に乃木神社が建立されました。
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乃木神社のあと国道24号線に戻り南進、宇治川に架かる 観月橋 の手前で右折(西進)します。写真前方のグリーンと白のツートンカラー車両は、宇治川沿いに走る京阪電車・宇治線です。
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すぐに 宇治川派流の遊歩道 へ下りて歩きます。
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弁財天長慶寺。元禄12年(1699)伏見奉行・建部内匠頭政宇(たけべたくみのかみまさのき)が中書島開発の際、深草大亀谷の即成就院から塔頭・多聞院を分離して創建しました。寺の名前は、建部氏の「建」の字と、長寿を願ったので「長建寺」としました。弁才天は、もともと川の神様だったことから、伏見と大坂を結ぶ淀川の廻船の守り神として信仰されてきました。
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長慶寺境内にある「閼伽水(あかすい)」。閼伽水とは、仏に供える水のことで、この水は酒どころ伏見に湧き出す良質の地下水と同じ水源で、伏見の名水とされています。
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宇治川派流の北側にある 月桂冠・大倉記念館。月桂冠株式会社は、江戸時代までは京都府下の笠置町(当木津川市の東隣の町)で「笠置屋」と云う小さな造り酒屋でしたが、明治期に伏見へ進出。急速に全国展開し、灘の白鶴酒造とともに、日本最大の酒造メーカーとなりました。昭和19年に社名を大倉酒造(株)と改名、昭和62年に月桂冠(株)に再改名しました。館内では今も大吟醸「笠置屋」が直売されています。月桂冠・大倉記念館中庭に湧く名水「さかみず」の井戸は、有料拝観なので、今回はパスしました。
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このあたりは酒蔵街です。すぐに 黄桜株式会社のカッパ・カントリー に到着。休憩を兼ねて館内を見学します。
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黄桜本店に湧く名水「伏水(ふしみず)」は、伏見がかつて「伏水」と呼ばれていたことから命名されました。
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黄桜・資料館で一服です。カッパ(河童)に関するいろいろな資料が展示されています。
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清水崑さん作の初代カッパ・キャラクター です。資料館では昔の懐かしいCMなども見ることが出来ます。お酒の方は、ゴールの黄桜・伏水蔵(ふしみくら)で購入することにして、ウォークを続けます。
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大手筋通りに戻り、西へと歩きます。濠川(ほりかわ)の橋詰に建てられている「坂本龍馬 避難の材木小屋跡」石碑です。寺田屋襲撃で重傷を負った龍馬は、長州藩の三吉慎蔵に手助けを受け、この濠川にあった材木小屋までたどり着きます。三吉は龍馬を小屋に隠して、伏見薩摩藩邸に駆け込み助けを要請し、薩摩藩は直ちに船を出して、龍馬を藩邸に匿(かくま)いました。約1ヶ月薩摩藩邸に滞在した龍馬は、お龍や西郷隆盛らと鹿児島へ新婚旅行を兼ねて治療に出かけたのでした。
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新高瀬川傍らから見る、絵葉書のような松本酒造の仕込蔵やレンガ煙突などは、国(文化庁)の「登録有形文化財」、経済産業省の「近代化産業遺産」、京都市の「重要景観建造物」等々の指定を受けています。
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国道1号線に出て、南進します。10時40分、「黄桜・伏水蔵」に到着です。
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ここが本日のJR東海「さわやかウォーキング」のゴールです。
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伏水蔵社有地の一角でゴール・チェックして記念バッチ等をもらい、左手のコーナーで温かい甘酒を頂きました。
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そのあとは、5階建ての伏水蔵に入館見学です。エレベーターで5階まで昇り、順々に各階を見学しながら下へと降りてきます。2階は売店とレストランになっています。
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蔵元だけでしか入手できない銘柄の中から、「黄桜・純米にごり酒」をお土産に購入しました。見学後は再び大手筋通りまで戻り、商店街のお店で昼食を食べたあと、近鉄・伏見桃山御陵前駅まで行って、私たちのゴールとしました。本日の歩程は、近鉄・丹波橋駅より伏見界隈を巡回し近鉄・伏見桃山御陵前駅まで 11.5km でした。