大阪の山友さんたちと今夏の山行計画の相談・打合せをしたあと、足の状態を確認するため、一緒に生駒縦走路を歩いてもらいました。僅か7km弱でしたが、スローペースながらトラブルもなく歩くことが出来ました。少し自信もつきましたので、1週間後にもう一度、足試しに、どこか山歩きに行くことにしました。
sasayuri01
1週間後の当日は、計6名で某地へ歩きに行き、ササユリ(笹百合)と出会いました。ユリ科ユリ属の多年草。まだ咲いていないと思っていたのに、今年の開花は例年になく早かったです。多分、例年並みの時期に(遅れて)行っていたら、残り花を見る羽目になっていたかも知れません。ササユリは毎年取り上げていますので特に説明はありません。今年最初のササユリたちをご覧ください。
sasayuri02
あちらにポツン、こちらにポツンと、静かな林床の中で、誰に媚(こ)びることもなく、ひっそりと咲いている、この控えめで清楚な姿に魅了されています。
sasayuri03
周囲の笹(ササ)と溶け合って、蕾や花がなければ、見落としてしまいそうです。
sasayuri04
少し口を開きかけていたササユリ。明朝には初々しい花を咲かせていることでしょう。
sasayuri05
結果的には本日は多数のササユリに出会いましたが、一箇所にかたまって咲いているのは少なかったです。
sasayuri06b
三人娘もいました。やはり多いとよく目立ちます。今までみた多姉妹は八人娘でした。
sasayuri07
他の野草や樹木に邪魔されて、スクッと一本立ちしている姿は仲々貴重でした。
sasayuri08
薄っすらと紅化粧をしたササユリ姉妹。姉に続いて、妹も明日はキレイな姿を見せていることでしょう。
sasayuri09
今年最初に出会ったササユリたちは、全体に白っぽい花が多かったです。今回の中で最も紅色を帯びていたのが、この花でした。次は場所を変えて、いつもの時期に訪ねてみるつもりですが、その時、花は咲いているのか、それとも終わっているのか、今年の予想は難しそうです。
tatunamisou01
この日はササユリ以外にも沢山の山野草に出会いましたが、最後に好きな タツナミソウ(立浪草)を付け加えておきます。倒木の隙間から花を咲かせていたものや‥
tatunamisou02
岩の上で咲いていたタツナミソウです。花の向きが一定方向でないのは オカタツナミソウ?それともコバノタツナミソウ? もう同定の仕方はすっかり忘れてしまいました。