足慣らしを兼ねて散策した時に出会った、樹木の実たちです。
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ニワトコ(接骨木、庭常)実。スイカズラ科ニワトコ属の落葉樹。全国の山野に分布します。3-5月頃に咲いた花の実が赤く熟してきていました。
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ヤマグワ(山桑)の実。クワ科クワ属の落葉樹。全国の低い山地に分布します。4-5月頃に咲いた花の実が、淡黄色→赤色→黒色へと熟してきています。
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ヤマグワの私流・簡単な見分け方‥マグワに比して、花柱が非常に長く、葉の鋸歯も鋭い感じです。
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マグワ(真桑)の実。ヤマグワに比して花柱が短く、葉の鋸歯もゆるやかです。
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グミ(茱萸)の実。グミ科グミ属の落葉樹。夏に実が出来るのでナツグミと思ってましたが、ナツグミは北海道や関東・東北が分布域だそうで、これは園芸種のトウグミ(唐茱萸)の可能性が大です。「トウ」と名前は付いているものの、日本を原産とするナツグミの園芸品種で、自生はないそうです。
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ウグイスカグラ(鶯神楽)の実。スイカズラ科スイカズラ属の落葉樹。実は液果で、6月頃に赤く熟しますが、花の数に比べて実となるのは非常に少ないです。実は甘くて美味しいですが、実が少なくて食べるのは可哀想です。
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カクミノスノキ(角実の酢の木)の実。ツツジ科スノキ属の落葉樹。全国の山地に分布します。4-5月頃に咲いた花の実が赤く熟して来ました。実を下から見ますと正五画形です。これも実は甘くて生食出来ますが、食べるのは可哀想です。
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クサイチゴ(草苺)の実。バラ科キイチゴ属の落葉樹。5-7月頃に赤く熟します。果実は比較的大きく甘いです。
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ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)の実。バラ科キイチゴ属の落葉樹。5-7月頃にオレンジ色に熟します。生食可能で、上品な甘味のする実です。
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コジキイチゴ(乞食苺)の実。バラ科キイチゴ属の落葉樹。本州以南の温暖地に自生します。実は熟すとオレンジ色になり、中は中空で袋状になっています。名前の「こじき」は、袋状の形から「甑(こしき)」と呼ばれたのが、転訛して「乞食(こじき)」となりました。別名はフクロイチゴ(袋苺)です。
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トチノキ(栃の木)の実。花は沢山咲いていたのですが、今年の実付きはもう1つのようでした。
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ヤマモモ(山桃)の実。こちらは何処でも例年並みの実付きでした。