5月一ヶ月間に出会った鳥たちと、おまけのヌートリアです。
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メジロ(目白)。緊急非常事態宣言中のGW明けに、拙庭のマユミの木にペアで姿を見せてくれました。「冬場に時々ミカンをくれるジイサン、コロナでひっくり返っとんのと ちゃうか?」と気遣って来てくれたようです。
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「オッ!ジイサンまだ元気で生きとるで」。メジロも久しく見ないうちに随分逞しくなっていて安心しました。
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しばらく交互に庭の草花の種子を突ついた後、揃って飛び立っていきました。次に会えるのは冬でしょうね。
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当地の里山を散策していた時、「ジュジュジュジュ」と、聞き覚えのある特徴ある鳴き声が。これは ソウシチョウ(相思鳥)に違いないと、樹林帯の中を覗くと、5-6羽の鳥が飛び交っているのが見えました。すぐにコンデジでシャッターを3回ほど切りましたが、次の瞬間には、もう飛び去っていました。帰宅後、写真を見ますと、見事に枝被りしたピンボケ写真でした。お見苦しい写真ですが、当地でソウシチョウと出会ったのは初めてで、当地へも分布域を拡げてきた証拠写真として取り上げました。
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こちらは以前に生駒山系で撮ったソウシチョウです。生駒山系では毎年出会う美しく可愛い鳥ですが、原産地は中国など東南アジアで、在来種のウグイスなどと生息環境が同一で、在来種を駆逐する危険が大きいとのことで、外来生物法で特定外来生物に指定されており、「日本の侵略的外来種ワースト100」の選定種の1種にもなっている気の毒な小鳥でもあります。
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イソヒヨドリ(磯鵯)の雌。「バンかカルガモの赤ちゃんでも見られへんやろか?」と某自然公園の池へ行ったのですが、見事に空振り。「わざわざ出て来て損したなぁ」とガックリしながらベンチに座っていたら、少し離れたベンチにイソヒヨドリが飛んできて止まってくれました。そこで、水鳥は諦めて小高い丘の方に行ってみました。
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ヤマガラ(山雀)が樹木の下の草原で見られました。
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見ていると、地面に落ちている何かの実を拾っては、木の枝に戻り‥
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しばらくしては、また下りてきて実を拾って枝に戻る、を繰り返していました。本日2つ目のネタ収穫で、写真のモデルになってくれただけで感謝です。
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コゲラ(小啄木鳥)が公園の街灯近くの小枝で遊んでいましたが、背中しか見せてくれませんでした。
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あとは別に公園へ行かなくても見られるものばかりで、ネタ増しのために撮った写真です。ヒヨドリ(鵯)や‥
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ムクドリ(椋鳥)や‥
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ハシブトカラス(嘴太烏)や‥
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スズメ(雀)などです。このスズメ、何か大きな幼虫かミミズのようなものをゲットしていました。
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コロナ解除となり、京都府立植物園へ「バイカモ」を見に行った時、園内の小川にいた マガモ(真鴨)のペア 。この時期に見られるということは、ひょっとして仲間とはぐれて、シベリアへ帰りそびれてしまったのカモ。
★おまけ
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某所で出会った ヌートリア。この水中の草むらの小島に棲んでいるようです。全部で3匹いました。
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南米原産ですが、戦後、野生化し東海地方以西の西日本各地に分布しています。
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泳ぐのも、潜るのも上手ですし、ある程度、人慣れもしてしているようで、見ているだけでは可愛いのですが、ヌートリアも、ソウシチョウと同じく、特定外来生物、並びに日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている、いわば悪者的存在です。でも、特定外来生物法と云う法は、飼育したり、人為的に移動・運搬すること等は禁じていますが、私たちが自分勝手に駆除することは出来ないのです。自治体に申し出て、処分してもらうしか方法はないようです。