少々体調が良くなくても、少しでも時間があれば外へ歩きに出掛けるようにしています。それは「今日は出て来て良かった」と思う、何がしかの出会いや発見が少なからず起こるからです。そんな出会いのショットから、ちょっと変わった光景や、ビックリするような場面との遭遇など、通常では気がつかない、あるいは仲々見られないシーンを、ピックアップしてみたいと思います。
第1弾は私の大好きな「カマキリ」君の登場です。なぜ好きなのでしょうか。1つはカマキリは、他のバッタや昆虫達と違って頭がキョロキョロと広範囲に動き、表情がとても豊かだからです。近づいて覗き込んだりすると、逃げようとはせずに頭だけこちらに向けて、どうしたの?と云わんばかりにジっと動向を見守っています。この芸当が出来るのはカマキリだけで、この仕草がたまらなく可愛いのです。
2つ目は、何といっても害虫を退治してくれる人間の味方だからです。カマキリは肉食性ですから時には益虫も捕食してしますが、家の庭などでは害虫退治に大いに貢献してくれています。里山に近い農道での出来事です。1匹の剛毛に包まれた毛虫が道に出てきたところを、カマキリに見つかって、捕らえられ食べられようとしていました。
私などはこの種の毛虫は鳥肌が立って全く受け付けないタイプですから、この場面に遭遇して、カマキリ君、さすが!よくやった!と思わず喝采を送りました。里山の中では、樹液を吸いに来た蝶々を待ち伏せして、見事に捕まえた、その瞬間です。
肉食性ですからカマキリ同士でも、時として共食いすることがあります。あるいは「交尾の時や後に雌が雄を食い殺すこともある」とも云われています。次の写真はどちらのケースだったのでしょうか? 出会った時には、まさに一方が他方を噛み殺そうとしていました。
そんな獰猛な一面も持っていますが、産卵を終えた雌のカマキリは、産み付けた卵鞘を守るため、周辺を警戒しながら、いつまでもその場所を離れず、ジッと守り続けていました。他の虫達は産みっぱなしなのに…カマキリは愛情豊かな持ち主でもあります。
最後は、そんな一匹狼的な生き方をするカマキリ君の、つかの間の恋のツーショットです。
カマキリ君の弱点は、飛ぶことは出来るのですが、ほとんど飛んだり跳ねたりしないことなんです。ですから農道や車道に出てきた時に、軽トラや自動車などが来ると、バッタや昆虫は素早く逃げてしまいますが、カマキリは動きものろく立ち止まるようにしてしまいますから、ほとんどが轢かれて死んでしまいます。カマキリ君が道に出ているのを見かけたら、草むらに戻してやってください。お願いします!
<追加>
わんちゃんから卵鞘を大事に持っておられるとのコメントを頂き、思い出しました。拙宅の庭木に昨年末、卵鞘が見つかり、そのままにして置きましたところ、今年の6月はじめにアジサイの葉の上で幼いカマキリの姿が見えました。いつの間にか孵化してたようです。まだ背中の羽(翅)も出ておらず「裸ん坊」で可愛いですよ。
コメント
コメント一覧 (5)
リアル感出てます
笹の枝についていた卵鞘をウチに持ち帰り置いてます
いつごろ?どんな?カマキリ君の子供たちが出てくるのか楽しみです。
ブックマークに貼らせてもらいました。
ヨロシクです。
コメント、有難うございます。お家に持ち帰られた卵鞘から、来年可愛い子ども達が元気に出てくるよう祈ってます。
里山歩きは、本当にいろいろな場面に遭遇することが多いです。先日は衝撃的な光景を目にしました。近いうちに第2弾をアップする予定ですので待っていてくださいね。
こちらでもリンク貼らせてもらいました。第1号です。有難うございました。
カマキリの赤ちゃんの写真、追加しました。
早速、マイblogにご訪問アリガトウです
カマキリの赤ちゃん、楽しみです
春から初夏が要チェックですね
呼んでいただくのは
「わんちゃん」でOkですよ~~