生駒山系の額田(ぬかた)園地は紫陽花(アジサイ)の名園として有名です。7月に入ってここを歩く近鉄フリーハイクがあったのですが、都合で参加できなかったところ、友人から珍しいアジサイもあるからウォーキングがてら見に行こうとの誘いがありました。天気の良さそうな日を予測して行くことにしました。
★額田園地にアジサイを訪ねる 7/9
生駒山麓ふれあいセンターで友人と合流して、額田園地まで片道約4.5kmの道のりを往復するウォークです。
生駒信貴スカイライン横の燈籠ゲートから山に入り、生駒縦走歩道を歩きます。
歩くこと約1時間で辻子谷(ずしだに)南出合です。ここから生駒山頂まで、あと僅か(500m)ですが、今日は山頂には寄らず、額田園地に直行です。
大阪の町が眼下に広がります。キタの高層ビル群は少しモヤがかかってウッスラとしか見えません。
★額田園地のアジサイたち
お昼前に額田園地に到着しました。関西地区最大級の規模を誇るアジサイ園です。まずは「どんぐり池」近くの、テントが張られた休憩所で昼食をとりました。
一服した後、広大な園内の延長1500mに及ぶアジサイ・プロムナードを散策します。以下、園内で見たアジサイのいろいろです。
ベニガクアジサイ(紅額紫陽花)
葉が柏に似ているカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
ヒメアマチャ(姫甘茶)
クレナイヤマ(紅山)
スミダノハナビ(墨田の花火)
ウズアジサイ(渦紫陽花)
コウカンセツ(紅冠雪)
オーソドックスな和種ホンアジサイ(本紫陽花)
洋種のトーマス・ホッグ
洋種のブルースカイ
ピンボケ気味のエゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
ちょっと珍しいツルアジサイ(蔓紫陽花)
ハマアジサイ(浜紫陽花)
★幻のアジサイ~シチダンカ(七段花)
このアジサイ園での必見は「シチダンカ」です。江戸時代にシーボルトが発見し「フローラ・ヤポニカ(日本植物誌)」で紹介されたが、誰もその花を見た日本人はおらず、絶滅したものと思われ、幻のアジサイと言われてきました。1959年に奇跡的に六甲山中で再び発見されました。でも厳密には再発見されたものは、シーボルトが紹介しているものとは微妙に葉の形が違うそうです。
写真3枚ともシチダンカです。シチダンカ自体は紫陽花の中でも開花時期が早く、もう最盛期は過ぎていて、上を向いてしっかり咲いていたのは残り僅かでした。
たっぷりアジサイ鑑賞を楽しんで、Uターンして、もと来た道を戻りました。ふれあいセンターに到着して、アイスコーヒーを飲み、汗をぬぐいました。本日の歩程は、往復 10.4km でした。
コメント
コメント一覧 (4)
大好きな花の一つ、モチーフに角度を変え 油で 水彩でと描いてみるのですがいまだに納得のいくものができません 来年もまた挑戦するでしょう
七変化といわれるように、色の移り変わりと微妙なグラデーションが魅力ですね。テマリ型とガクブチ型と、大雑把な見方しか出来なかったのですが、こんなに種類が多いとは思いませんでした。勉強になりました。ぜひ素敵な絵をいっぱい描いてください。
アレッ!ご無沙汰の間にレイアウトを変えられたんですね?
紫陽花たちの表情がとてもイキイキとステキです
スミダノハナビはウチの庭で健在です、シチダンカも・・・
アジサイが大好きなわんちゃんです、
姪っ子がシチダンカの苗をプレゼントしてくれまして毎年楽しんでます
確かにフツーのアジサイより少し早く楚々と咲いてます。
Bell3 さんの花紀行楽しみです。
エッ、おウチにスミダノハナビやシチダンカがあるのですか!羨ましい~。スミダノハナビは上から覗き込むように見ると、確かに花火のように見えて印象に残りました。この他にも色んな種類があったのですが、園芸種は仲々覚えられません。
童仙房に行かれてたのですね。ブログ写真のササユリ、素敵ですね。童仙房へは今月行く予定が2回とも雨天で中止となってしまい、残念に思っていた矢先だったので楽しませてもらいました。