暑さに負けてウォーキングも低調です。今月はウォーキング総距離も本日までで105km、1回当たりのウォーキング距離も8.7km と、数字は正直でごまかせません。冷たいものを飲んでクーラーに浸ってばかりしていてはダメと自分に言い聞かせて、頑張って汗をかきに生駒山系の飯盛山に登ることにしました。

★飯盛山に登る~山中の植物たちを見る 7/26

 JR四条畷駅で友人と合流して、四条畷神社に向かいます。

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 四条畷神社横の飯盛山登山道(旧道)は「危険なので新道に回れ」との表示がありました。でも慣れた道の方がいいと、矢印とは逆方向に、旧道を登ることにしました。山道入口付近は腰まではある笹や雑草が生い茂り、かき分けながら進みます。しばらく進むと雑草も低くなり少なくなって、普通の山道になってきました。

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ヤブミョウガ(藪茗荷)

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マムシグサ(蝮草)。根元には緑色の果実が隠れています。

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山肌の大きな岩に根を食い込ませている樹木。実にたくましいです。

 山頂までの山道は比較的、木陰に覆われていたのですが、体がなまっていたのと、猛暑のために、ちょっと登ると休憩の繰り返しで、山頂下の展望台に着いたのは昼前の11時半でした。早めの昼食をとることにしました。

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 山頂(標高314.3m)にある飯盛城址の石碑と小楠公(楠木正行マサツラ)像です。父・正成が「湊川の戦い」で戦死したあとも、正行は父の意思を継いで足利軍と戦い、「湊川の戦い」の12年後の「四条畷の戦い」で弟・正時とともに、この山中で自害して果てました。

 登頂後は「むろいけ園地」方面へ足を伸ばし、植物観察を楽しみました。

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ヌマトラノオ(沼虎の尾)

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ムラサキニガナ(紫苦菜)

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ハンゲショウ(半夏生)

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ギボウシ(擬宝珠)

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ノリウツギ(糊空木)

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ハナイカダ(花筏)

 むろいけ園地周辺の山中を歩き回った挙句、蟹ケ坂ハイキングコースを下って四条畷に戻ることにしました。

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ウバユリ(姥百合)

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アキカラマツ(秋唐松)

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 麓まで下りて来たところで見た小さな白い花、トキワツユクサ(常盤露草)です。正しくはノハカタカラクサ(野博多唐草)というそうです。可愛い花ですが、外来生物法により「要注意外来生物」に指定されています。

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 駅に戻る途中の民家に咲いていたフクシア。中南米原産の樹木です。

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 さらに民家の庭先で見たハゼラン(爆蘭)。午後3時になったら開花するので、別名サンジソウ(三時草)とも呼ばれています。すでに時計は午後4時を回っていました。友人は「そう言えば、オシロイバナは夕方4時を過ぎないと開花しないので、英名はフォー・オクロック(Four-O'clock)と言います」とガクのあるフォローをしてくれました。さすがッす。

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 本日の歩程 11.7km でした。ふ~っ、今日も暑かったッす。