2012年度10~12月の期間に、まだブログに記録が掲載できていなかったウォークを取りあげました。秋以降、ウォーキングへの出席が多くて、なかなかアップ出来ずにいたのですが、今月は時間にも余裕が出来てきましたので、順次思い出しつつ、とりあげてみます。

★相楽健康ウォーク「金毘羅山」 10/5

 全国に幾つもある金毘羅山(こんぴらさん)ですが、今回訪れたのは京都市左京区・大原にある金毘羅山です。各自JRや近鉄で出発し、東福寺や丹波橋で京阪電車に乗り換え、終点・出町柳まで行きます。

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 更に出町柳で叡山電鉄に乗り換えて、終点・鞍馬駅に着いたのは朝9時30分でした(加茂からここまでの所要は約2時間でした)。

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 鞍馬駅前にある鞍馬天狗。幕末に新選組に対峙した鞍馬天狗ではありません。牛若丸(源義経)に武芸を教えた「鞍馬の天狗さん」です。鞍馬寺の門前で準備体操を行い、大原・静原に向けて山道に入ります。

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 山道の途中「薬王坂」にある、貞治3年(1364年)作の「弥陀二尊板碑」。

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 静原の集落を通り過ぎ、歩くこと2時間、江文峠に到着です。三体不動明王・金比羅大権現の石碑が置かれています。ここで昼食となりました。

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 金毘羅山(標高573m)頂上の三壷大神の石碑。かつて山頂には火壷、風壷、雨壷と呼ばれる自然の石壷、三壷があり、干ばつになると大原の里人は、山頂に登り降雨祈願をしたと云われています。

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 金毘羅山頂付近にある天之御中主之命など五神の石碑。

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 山頂には三角点があるはずなのですが、皆で探しても残念ながら見つけ出せませんでした。そのかわり、妙な石柱がありました。覗いて見たら、エッ!ハングル文字や!ここは韓国領かも知れんで!と冗談を言い合いながら下山しましたが、この石柱は何者だったのかさっぱりわかりませんでした。
 *帰宅後に調べてみると、これはハングル文字ではなく、れっきとした日本語で神代文字の一種で、阿比留(あびる)文字といわれるもの。阿比留文字なんて今の今まで知りませんでした。書かれているのは五神の石碑(一つ上の写真)にもあった「アメノミナカオヌシオカミ(天之御中主之命)」という文字だそうです。それにしても誰が何の目的でこんなもの建てたのでしょうね?

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 大原への下山途中から急坂が続きます。滑らぬよう、木につかまりながら慎重に下ります。

 大原バス乗降所に着いて自由解散となりましたが、誰も疲れているのか、三千院や寂光院へ行こうという人はいません。私達もバスで京都駅まで戻りました。

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 京都駅に着いた時には既に夕暮れ、駅前の京都タワーの光を横目に、私達は地下のビアホールへと急ぎました。

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 コース概略:叡電・鞍馬駅(スタート)→鞍馬寺→薬王坂→静原神社→江文峠→むつみ地蔵→琴平新宮社→金毘羅山山頂→翠黛山頂への分岐点→祖世野池→寂光院への分岐点→乙が森→京都バス・大原乗降所(ゴール)。 本日の歩程 約10.0km でした。