明けましてあめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、大晦日の深夜にはどこかへ出向いて、除夜の鐘を聞き、そのあと新年とご来光を迎えるつもりだったのですが、いざ深夜近くになりますと寒さに弱い私は突如方針変更し、寝床に向かっていました。昨年も正月3日目にして、ようやく重い腰を上げて初外出した、という始末でした。これではいかんと、少し気を引き締める意味から、元日の午前中は家内と御節で祝ったあと、午後からは一人で町内の神社を巡り歩くことにしました。

★初ウォーク、加茂町神社を巡り歩く 1/1

 加茂町は中央部の加茂地区、南の当尾地区、北の瓶原(みかのはら)地区の3地区に大別できます。昨春は加茂地区の神社をメインに歩きましたので、今年は木津川より北側にあたる瓶原地区に行ってみることにしました。

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 行きがけのついでといっては何ですが、加茂地区の御霊神社から訪ねてみました。

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 神社本殿前まで進み、昨年同様、手酌でお神酒を頂戴しました。普段は本殿まで近づけませんが特別な日だけ門扉が開けられます。本殿左右の脇障子に描かれた「納曽利(なそり)」と「蘭陵王(らんりょうおう)」の舞楽図を見るのを毎年の楽しみにしています。

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 新川沿いに北進し、次に岡田鴨神社を訪ねました。御霊神社と岡田鴨神社の詳細については昨春の「地元の神社へ初詣」をご覧下さい。

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 新川堤防で凧揚げをしていた家族。子供は凧揚げに失敗し堤防下で遊んでいて、お母さんが凧揚げを楽しんでいました。

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 恭仁大橋の南端。今日はこの木津川を渡って、向う側の瓶原(みかのはら)地区に行きます。

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 橋の南側にある「中納言兼輔の歌碑」。詠まれている歌は「みかの原 わきてながるる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」です。Ha08

 いづみ川(木津川の古称)を渡ります。

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 恭仁大橋を渡り、すぐ左折。木津川右岸堤防を西進します。このあたりに三川合流点から30kmの標識があります。京都・淀の南、大山崎町で、鴨川と宇治川と木津川の三川が合流して淀川となり大阪湾に向かいます。

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 堤防上の所々に残る水溜りには氷が張っていました。やはり外は寒いです。

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堤防界隈のヤマガキの木々、熟して甘くなった渋柿は鳥達の格好の食物です。

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 堤防下の竹林と雑木林の中にある河原恵美須神社。木津川沿いのため、昔、浸水して西宮まで流されたそうです。その時、右脇に鯛をかかえた姿でここの住民の夢に現れ、迎えに来いと云われて西宮まで舟で迎えに行った、との話が残っています。10日エビスが本番なので初詣客は見当たりませんでした。

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 河原恵美須神社・本殿上に見られる亀瓦。頭には耳があり龍のようです。

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 国道163号線を横切り、恭仁(くに)神社に来ました。

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 駐車場には10数台の車が停まっていて、幾つかのグループが初詣に来ていました。

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 海住山寺に登る山道は、昨年から猪や猿の対策として、上部は高圧電流が流れる鉄製のフェンスに取り囲まれてしまいました。手で開けて中に入ります。

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 海住山寺への山道登り口にある加茂神社。人は見当たりません。Uターンして戻りました。

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 恭仁京の中心地・大極殿跡で一服です。

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 再びいづみ川を渡ります。丁度太陽が山の向こうに姿を消した直後です。元日の朝日は今年も見ずに、夕日を見ての帰途となりました。

 コース概略(地図省略):JR加茂駅東口(スタート)→御霊神社→新川沿い→岡田鴨神社→恭仁大橋→木津川右岸堤防→河原恵美須神社→163号線(横断)→鶯瀧寺→恭仁神社→東区公民館→登大路公民館→加茂神社(折返し)→大井手用水・千本杭→恭仁京・大極殿跡→瓶原公民館→163号線(横断)→岡崎文化橋→恭仁大橋→JR加茂駅→喫茶マリモ→自宅(ゴール)。 本日の歩程 13.2km でした。