ウグイスカグラ(鶯神楽)。名前の由来は、早春に鶯が鳴きながら舞う姿を、神楽(かぐら)の姿に見立てたものと云われています。でも、鶯が鳴きながら舞う姿など見たこともなく、どういう姿なのかイメージが湧きませんね。一説には、この実を鶯がついばむ姿が神楽を踊っているように見えるので、とも云われています。
 別名:ウグイスノキ(鶯の木)。こちらは単純に、鶯が鳴き始める頃に花が咲くのが名前の由来です。

 昨日のイワナシ(岩梨)は、薄暗い日陰の湿った山の地肌に張り付くように生息し、こっそりと葉に隠れるように小さな花を咲かせるのに対し、このウグイスカグラは日当たりのいい明るい場所で沢山枝を伸ばして、ぶら下るように開花しますので、早春の花と云っても随分違いがあります。

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 ウグイスカグラも昨日のイワナシも、どちらも閉花後に出来る果実は美味しいのですが、山の果実は鳥や動物達に残しておいてやりましょう。花と実を見せてもらえるだけで十分です。