ショウジョウバカマ(猩々袴)。猩々とは伝説上の妖怪というか猿に似た動物なのですが、酒が好きで赤い顔をしているとか。目が赤い色をしているとか云われ、このため赤色や紅緋色のものを指して、猩々〇〇と呼ばれることがあります。動物ではショウジョウトンボやショウジョウバエ、植物ではショウジョウソウ、ショウジョウバカマ等々です。ショウジョウバカマの袴は地面に這うように放射状に広がる(ロゼット状の)葉っぱをハカマに見立てたと云われています。ショウジョウバカマも名前の通り、一般的には紅緋色の花が多いのですが、生育条件によっては青紫色や白色などバラエティに富んだ色幅があります。

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 花が咲き終わった後は、夏になっても色あせたままの花姿を残していて地上から消えませんが、この花もスプリング・エフェメラルです。