テンナンショウ(天南星)属の植物たちはどれも皆、新芽の時には似たような姿をしていて、見分けが難しいのですが、仏炎苞と云う姿を現してくると、微妙に花の色合いが違うので、ちょっと気味悪いながらも、とても個性的な植物に変化します。先日の桜井ウォークで、マムシグサの新芽を沢山見かけましたので、ぼちぼち頃合いかもと ウラシマソウ(浦島草) に出会えるコースを歩いてみました。
自生地では期待通りと云うか一面にウラシマソウが繁り、鳥足状(放射状)の葉の下に濃紫色の仏炎苞が姿を現していて、その先から細長い糸状の花序付属体を出していました。これを浦島太郎の釣り竿の釣り糸に見立てたのが名前の由来です。
コメント
コメント一覧 (2)
天南星 何となくロマンを感じる字ですが 全草 有毒ですね。
近くの山にも見ることが出来ますが、一体どのテンナンショウなのか じっくり見てきます。ちょっと怖いお花ですが・・・
天南星、おっしゃる通りロマンを感じる字ですね。和名は漢名「天南星(テンナンセイ)」の音が転訛したとのことですが、どうしてこのような字を当てたのか知りたいところですね。
近くで見られるようならぜひ確認してみてください。マムシグサは毒々しくて好きになれませんが、ユキモチソウやウラシマソウは観賞価値、十分ですよ。