今年の夏は、地球温暖化の影響が顕著になってきて、夏台風の頻発や大量の降雨で、各地に甚大な被害をもたらし、夏休みやお盆休みの楽しみであるレジャー計画を台無しにしています。大型台風11号が、本日(8/9)四国に接近、夜には上陸との予報で、近畿地方も明日(8/10)未明から昼頃まで大荒れとなりそうです。被害を与えずに、なんとか通過してくれるよう願わずにはいられません。

★相楽健康ウォーク 「赤目四十八滝」 8/1

 さて、今月の相楽健康ウォークは、8月早々に、三重県の赤目四十八滝を歩きました。私にとっては3年ぶりの赤目渓谷歩きです。

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 赤目四十八滝の入口にある日本サンショウオ・センター。サンショウオ(山椒魚)に興味がなくても、ここで料金を払わないと赤目四十八滝には行けません。見学料には入山料も含まれているのです。

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 館内には、赤目生まれのオオサンショウウオ(大山椒魚)を含む国内産を中心に、9種約50余匹が展示されています。言うまでもなく、オオサンショウウオは、世界最大の両生類で、国の特別天然記念物、及び、国の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている日本の固有種です。生息地域は、岐阜県より西の近畿地方や中国地方に多く見られ、四国と九州の一部にも棲んでいます。

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 館内を通り抜けて、赤目渓谷の散策道に入ります。赤目四十八滝の最後の滝である岩窟滝まで行って、折り返す予定ですが、時間内にどこまで行けるか未定です。行者滝に続いて見られた、落差6mの霊蛇滝です。

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 不動滝。赤目五瀑の一つ、高さ15m、滝壺の深さは10mです。

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 千手(せんじゅ)滝。赤目五瀑の一つ、高さ15m、滝壺の深さは20mです。

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 布曳(ぬのびき)滝。赤目五瀑の一つで、高さ30m、滝壺の深さも30mあります。

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 陰陽滝。

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 渓谷の冷たい空気に触れながらのウォークは、気分も爽やかです。

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 百畳岩。横15m、幅10mの一枚岩です。

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 七色岩。渓流の中の大きな転石で、岩の上には、マツ・モミ・カエデ・サクラ・アカギ・ウメモドキ・ツツジの7種類の植物が自生しています。

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 雨降滝。左手の崖の上からは、岩を伝って雨が降るように飛沫が落ちてきます。崖にはイワタバコが一面に張り付いています。

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 イワタバコ(岩煙草)の花を、切り立った岩壁の下から見上げます。

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 斜滝。

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 荷担(にない)滝の手前辺りで、お昼になりました。五瀑の残り2つ、荷担滝と琵琶滝を過ぎると、折り返し点の岩窟滝なのですが、帰りのバス時間との関係で、これ以上前進は時間的に厳しく、ここでUターンすることになりました。各々渓谷沿いの適当な場所で昼食をとりました。腰を下ろした傍に、サワオトギリ(沢弟切) の花がひっそりと咲いていました。

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 昼食後は、百畳岩で全員記念写真のあと、四十八滝口よりバスで近鉄・赤目口駅へと戻りました。新鮮で冷たい空気に触れ、イワタバコやタカネマンネングサなどの花を楽しめたウォーキングでした。本日の歩程は 7.0km でした(コースマップは省略)。