最近の山野歩きの際に出会った野草たちです。

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 ネコハギ(猫萩)。マメ科ハギ属の多年草。地表を這うように伸び、茎や葉にも柔らかい毛が密生しています。この毛の手触りが猫の毛に似ているのが名前の由来とも云われます。葉は互生・三出複葉で、白い花と3枚の葉の組合せは、とても可愛いです。

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 ツチアケビ(土通草)の実。ラン科ツチアケビ属の多年草で日本固有種。全国の山中の腐葉層の豊富な場所に自生します。葉を持たない腐生植物で、春の可愛いランの花姿からは想像も出来ない真っ赤な実が秋に熟します。森のソーセージと呼ばれます。春の花は → こちら。

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 当地でも見られたツチアケビは、今はもう見られなくなり、山歩きを兼ねて某山系に、久しぶりに見に行きました。以前にもよく見ていた自生地に着くと、遠目にも真っ赤な果実が目に飛び込んできました。近畿地方のRDB状況‥奈良県:準絶滅危惧種。

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 マルバツユクサ(丸葉露草)。ツユクサ科ツユクサ属の一年草。露草と似ていますが、葉が丸味を帯びているのが名前の由来です。露草より花は小さくて、色が薄くて淡いブルーをしています。以前からNET上で写真を見ていて、一度実物に出会いたいと思っていたのですが、仲々チャンスがなかったのですが、先日某地で初めて出会いました。

Marubatuyukusa02


 普通の露草より南方に~関東以西から四国・九州にかけて~分布しています。周囲を見回していたら、露草同様に二段咲きのものも見られました。

Tuyukusa
 参考までに、こちらが普通の ツユクサ(露草) です。花色も濃く、葉も細長いです。

Konagi
 水田雑草の コナギ(小菜葱、子菜葱)。ミズアオイ科ミズアオイ属の一年草。本当は、外来種のアメリカコナギを探していたのですが、今年も出会えず、コナギしか見られませんでした。

Ibokusa
 同じく水田雑草の イボクサ(疣草)。ツユクサ科イボクサ属の一年草。コナギやイボクサは、他の水田雑草よりも花が咲くのが遅いので、稲刈り前の草刈りにあって見られないことも多いです。

Yomena
 ヨメナ(嫁菜)。キク科シオン属の多年草。中部地方以西に分布する普通の野菊です。

Inakagiku
 ヤマシロギク(山白菊)。別名:イナカギク(田舎菊)。キク科シオン属の多年草。東海地方以西の日当たりのよい山野に自生します。似通った名前のシラヤマギク(白山菊)との違いは、花びらが多いこと、茎下部の葉の形状です。 <明日に続く>