雨乞岳は、御在所岳の西側に位置する標高1238mの山で、鈴鹿山脈では御池岳(1247m)に次ぐ第二の高峰であり、鈴鹿セブン・マウンテンの中では最高峰の山です。山自体は滋賀県の所轄となっています。

★山の会 もっと歩き隊 「雨乞岳」 9/30

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 当日は早朝に当地を出発、名阪国道を経て三重県・湯の山温泉から鈴鹿スカイラインに入り、武平トンネル西口に午前8時到着。準備を整え8時15分スタートです。武平トンネルが三重県と滋賀県の県境となっていて、こちら西口は滋賀県側となります。

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 スタートから約2時間は、うっそうとした樹林帯や渓流(クラ谷)の岩場を歩き、高度を稼いでいきます。

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 10時40分、雨乞岳へと続く尾根筋(7番ポイント)に到着。尾根筋へ出ると気分も一気に晴れます。

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 尾根筋の樹林帯はやがて森林限界となり、クマザサが生い茂る山道へと変わります。11時10分、広々とした 東雨乞岳・山頂(標高1225m) に到達です。名古屋市内や御在所岳など360度のパノラマ展望を楽しんだあと、向こうに見える雨乞岳へ向かいます。

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 東雨乞岳から雨乞岳に向かうクマザサの尾根歩き。釈迦ケ岳が後方に見えています。

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 11時35分、雨乞岳・山頂(標高1238m)に到達。山頂は狭くて、3等三角点にタッチして、すぐに北方へ移動です。

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 11時40分、雨乞岳山頂から少し離れた、巨石のある、見晴らしの良い場所で昼食をとりました。

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 下山ルートは、杉峠からコクイ谷を経て、クラ谷出合へと戻ります。

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 雨乞岳から杉峠に向かう尾根筋歩き。クマザサから見事なススキ野に変わり、秋の高原気分を満喫。

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 12時20分、杉峠に到着。ここから一気に渓谷へと下っていきます。

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 13時30分、コクイ谷出合に到着。滋賀県警の注意札が立つ本日最難関のコースに入ります。

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 コクイ谷のルート道は、渓流の右岸になったり、左岸になったりで、何度も渡渉を強いられます。

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 渓流沿いの道が巨岩に遮られると、山をよじ登って先へと進みます。この場所から下の渓谷に降りるのが、本日最大の難所でした。

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 何度も渡渉を繰り返します。

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 渓谷の岩場を歩き、進めなくなると、再び山をよじ登っての迂回道に‥

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 15時丁度、ようやくクラ谷出合(分岐)に到着し、ここからは朝に通ったルートを逆方向に歩きます。クラ谷出合いから歩くこと更に1時間、16時05分、武平トンネル西口に無事帰ってきました。

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 コース概略:本日はGPSがコクイ谷中程で電池切れ(充電不足)となり、最後まで記録出来なかったので、現地の案内図をお借りして、登山ルートをオレンジ色の矢印で示しました。歩程:約12.0km、所要時間 7時間50分(休憩含む)でした。