暖かくなり、山野草探索を兼ねた里山歩きも増え、時には動物たちとも出会います。ただ、反射神経の鈍い私は、イタチやテンにはいつも先に逃げられていますし、キジの夫婦連れも、2回も真正面に出くわしたのに写真は撮れずでした。花を撮るのに都合がいいマクロ重視の焦点距離の短いコンデジを使用していますので、望遠機能は期待できないカメラです。遠方の動物の写真は、仮に撮れても粒子の粗いピン甘の写真ばかりです。そんな箸休めにもならない写真ですが、この時期に出会った記録としておきます。

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 山間の野原に ニホンザル(日本猿)が出て来ていました。数年前には、人間との距離が、ある程度保てていれば、余り逃げなかったのですが、農作物を荒らすので駆除対策が進められてきた影響か、最近は人間の姿を見るとサッと身を隠してしまいます。写真に撮るのは久しぶりですが、距離があり過ぎて、目いっぱいコンデジのズームを上げてもこの程度の写真です。

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 このグループは20数匹のグループでした。親子連れのものや‥

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 座り込んで日向ぼっこ中のものも居れば‥

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 柔らかそうな野草の新芽を探して、食べ歩き中のものも居ました。

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 動かずに見ていたのですが、私を見つけたようで、林の中に入っていきました。

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 あちこちで美しい鳴き声を聞かせてくれている ウグイス(鶯)ですが、声はすれども姿は見えずです。ようやく見つけたものの、枝が立て込んだ樹林の中、しかも逆光でした。

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 大きく口を開けて一生懸命に囀ってくれたのですが、撮影条件が悪くて、残念でした。

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 池で見かけた カルガモ(軽鴨)。羽ばたいた時に、よく見えた次列風切羽の青い色。「翼鏡」と呼ばれ、カルガモは羽を畳んでいる時にも翼鏡が見えますが、ヒドリガモなどは羽を畳んでいる時は見えません。この青や緑の光沢のある輝きは、飛行中には後続によく見えて、群を成して渡る際に、仲間に対し目印の役割を果たすものと云われています。

Joubitaki

 逆光・後ろ向きの最悪パターンに加えて、コンデジと、この腕ですから、いい写真が撮れる訳ありません。ポッチャリ姿はジョウビタキの雌でしょうか。

Aosagi
 コンデジでは、やはり鳥は綺麗に撮れないので、後日ネオ一眼を持って、近くの鳥を見に行き、カメラ練習のために飛んでいる鳥にチャレンジしてみました。アオサギ(青鷺)です。

Tobi
 トビ(鳶)です。真上をグルグルと旋回していたのですが、フレームから逸脱してシャッターチャンスを逃しているうちに、どんどん上昇気流に乗って高く舞い上がってしまいました。

magamo

 仕方なく、近くにいた池のマガモ(真鴨)を撮って帰りました。いつまでたっても動物は難しい。