寒くならないうちに、歩き溜めしておこうと、ほとんど連日、出歩いています。記憶から消え去らないうちにウォーク記録を残しておきたいのですが、全く手についておらず、ブログ記事を書く時間もありません。とりあえず、我が家の植物と、ウォーク中に出会った植物を取り上げてみました。
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キチジョウソウ(吉祥草)。キジカクシ科キチジョウソウ属の常緑多年草。関東から九州にかけての林内に生息、地下茎が長く伸びて広がり、根元から細長い葉が出ます。花は晩秋に咲きます。先日、三重県のウォーク中に出会ったのですが、写真に撮ることが出来ず、丁度我が家の庭で咲き出していた花です。
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花は穂状で長さ 4-8cm 程ですが、花が少ない時期に咲くので良く目立ちます。花の後の実も真っ赤に熟し、これまた良く目立ちます。「家に植えておいて、花が咲くと縁起がよい」と云われたのが吉祥草の名前の由来です。私もそれにあやかりたくて、昔、山から一株持ち帰って植えたのが、今ではどんどん勢力範囲を広げているのですが、今年は今のところ2株だけ花が咲いています。毎年、花を咲かせて楽しませてくれるのは良いのですが、我が家には貧乏神が住みついているのか、年末ジャンボも有馬記念も当ったことがなく、一向に縁起の良い事とは縁がありません。♪♪ 歌を忘れたカナリアは、後ろの山に棄てましょか ♪♪、と云う歌と同様に、”縁起をもたらすのを忘れたキチジョウソウは、後ろの山に棄てましょうか”と言ってやりたくなります。
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朝晩はめっきり寒くなりましたが、日中には野生の植物たちは、まだまだ頑張って花を咲かせています。左上:関西タンポポ、右上:ツリガネニンジン、左下:アレチマツヨイグサ、右下:ヒメジョオン。
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オオジシバリ(大地縛り)。キク科ニガナ属の多年草。日本全国、湿り気のある道端や水田の畦などに生えます。
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ヤマジノホトトギス(
山路の杜鵑草)の朔果。太陽の光を受けて中の種子が見えてきました。シロホトトギスとヤマホトトギスの種子を今年は採ろうと思っていたのですが、両方とも何時の間に種子を飛ばしたのか、無くなっていました。
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太陽の良く当たる畦は暖かいせいか、タツナミソウ(立浪草) が、あちこちで咲いていました。
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咲き終わった タツナミソウの果実
お皿のような形をしていて可愛いです。中の果実が成熟すると上唇が散って種子が落ちやすくなります。
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野生の ツルニンジン(蔓人参) が余り見られなくなってきましたので、来年は家での栽培に挑戦してみようと、山で幾つか出来ていた実の一つを採ってきました。実を触った途端にパラパラと白い種子がこぼれ落ちてきました。貴重な種子ですので、なんとか上手く発芽させてやらないと申し訳ないです。