8月に見られた湿生・水生植物たち・そのⅡです。
サギソウ(鷺草)。ラン科サギソウ属の湿地性多年草。本州以南の低地の湿地・湿原に生えます。花期は7-8月で、花の直径は3cm程で、唇弁は大きく、深く3列し、中裂片は披針形で鷺の首のように見え、左右の側裂片は斜扇形で側方に開出して、その縁は細かく裂けて鳥の羽根のように見えます。この様子がシラサギが翼を広げた様子に似ていることが名前の由来です。
サギソウ(鷺草)。ラン科サギソウ属の湿地性多年草。本州以南の低地の湿地・湿原に生えます。花期は7-8月で、花の直径は3cm程で、唇弁は大きく、深く3列し、中裂片は披針形で鷺の首のように見え、左右の側裂片は斜扇形で側方に開出して、その縁は細かく裂けて鳥の羽根のように見えます。この様子がシラサギが翼を広げた様子に似ていることが名前の由来です。
広い湿原のいたるところで三桁の花数が見られたサギソウたちですが‥
いざアップで写真を撮ろうとしても、他の湿原植物に邪魔されて、仲々思うような写真が撮れません。
花の真上から撮った写真です。
整然と編隊を組んだように飛ぶ姿や‥
相反する方向に飛び立とうとする姿も‥。
サギソウは、環境省:準絶滅危惧(NT)、全国43都道府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥京都府・奈良県・和歌山県:絶滅危惧Ⅰ類、大阪府・兵庫県・三重県:絶滅危惧Ⅱ類、滋賀県:準絶滅危惧種 となっています。
タコノアシ(蛸の足)。タコノアシ科タコノアシ属の多年草。全国の河川の氾濫源や、湿地、水田など水位の変動する場所に生えます。花期は8-9月で、花は径4-5mmほどの黄緑色の萼片だけで花弁はありません。花序の枝は当初は渦巻き状ですが‥
写真追加:やがて花序の枝は伸びながら立ち上がり、四方に開きます。花枝は早くも紅葉し始めていました。
参考までに、晩秋から冬にかけて、植物全体が赤く色づくと、立ち上がった花序の果実が「茹でダコ」の足のように見えるのが名前の由来です(写真は過年度に撮ったものです)。
タコノアシは、環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)、全国39都府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥京都府:絶滅危惧Ⅰ類、奈良県・和歌山県・三重県:絶滅危惧Ⅱ類、大阪府・兵庫県:準絶滅危惧種 となっています。
イヌゴマ(犬胡麻)。シソ科イヌゴマ属の多年草。全国の湖畔、川岸、休耕田などの湿地に生育します。花期は7-8月。花は輪散花序になってつき、茎先に数段に分かれた輪生状になった花穂をつくります。花はピンク色の2唇形で、上唇はまっすぐ上に伸び、長さ4-5mmほど、下唇は開出して3裂し内面に淡紅色の細点があります。
白く長い地下茎を伸ばし、広がっていきます。茎は四角形で、角に下向きの刺(とげ)があります。名前は、果実の形がゴマに似ていますが、役に立たないことに由来します。
イヌゴマは、全国7都府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥奈良県:準絶滅危惧種 となっています。
池畔で咲く オグルマ(小車)。キク科オグルマ属の多年草。全国の日当たりのよい湿地、池畔、用水路脇などに生えます。花期は7-9月、茎は上部の葉腋からよく側枝を出し、茎頂や枝先に数個の頭花をつけます。
花は直径3-4cmほどの黄色で、周辺の舌状花と中心の筒状花からなっています。頭花の下の柄には上向きの白い毛が密にあります。和名は小車の意味で、花を小さな車に例えたものです。
根生葉は花期にはなくなります。茎葉は広披針形で長さ5-10cmほどで、基部は茎を抱いています。
オグルマは、全国19都府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥大阪府・和歌山県:絶滅危惧Ⅰ類、京都府:絶滅危惧Ⅱ類、兵庫県・奈良県・三重県:準絶滅危惧種、滋賀県:その他重要種 となっています。
いざアップで写真を撮ろうとしても、他の湿原植物に邪魔されて、仲々思うような写真が撮れません。
花の真上から撮った写真です。
整然と編隊を組んだように飛ぶ姿や‥
相反する方向に飛び立とうとする姿も‥。
サギソウは、環境省:準絶滅危惧(NT)、全国43都道府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥京都府・奈良県・和歌山県:絶滅危惧Ⅰ類、大阪府・兵庫県・三重県:絶滅危惧Ⅱ類、滋賀県:準絶滅危惧種 となっています。
タコノアシ(蛸の足)。タコノアシ科タコノアシ属の多年草。全国の河川の氾濫源や、湿地、水田など水位の変動する場所に生えます。花期は8-9月で、花は径4-5mmほどの黄緑色の萼片だけで花弁はありません。花序の枝は当初は渦巻き状ですが‥
写真追加:やがて花序の枝は伸びながら立ち上がり、四方に開きます。花枝は早くも紅葉し始めていました。
参考までに、晩秋から冬にかけて、植物全体が赤く色づくと、立ち上がった花序の果実が「茹でダコ」の足のように見えるのが名前の由来です(写真は過年度に撮ったものです)。
タコノアシは、環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)、全国39都府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥京都府:絶滅危惧Ⅰ類、奈良県・和歌山県・三重県:絶滅危惧Ⅱ類、大阪府・兵庫県:準絶滅危惧種 となっています。
イヌゴマ(犬胡麻)。シソ科イヌゴマ属の多年草。全国の湖畔、川岸、休耕田などの湿地に生育します。花期は7-8月。花は輪散花序になってつき、茎先に数段に分かれた輪生状になった花穂をつくります。花はピンク色の2唇形で、上唇はまっすぐ上に伸び、長さ4-5mmほど、下唇は開出して3裂し内面に淡紅色の細点があります。
白く長い地下茎を伸ばし、広がっていきます。茎は四角形で、角に下向きの刺(とげ)があります。名前は、果実の形がゴマに似ていますが、役に立たないことに由来します。
イヌゴマは、全国7都府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥奈良県:準絶滅危惧種 となっています。
池畔で咲く オグルマ(小車)。キク科オグルマ属の多年草。全国の日当たりのよい湿地、池畔、用水路脇などに生えます。花期は7-9月、茎は上部の葉腋からよく側枝を出し、茎頂や枝先に数個の頭花をつけます。
花は直径3-4cmほどの黄色で、周辺の舌状花と中心の筒状花からなっています。頭花の下の柄には上向きの白い毛が密にあります。和名は小車の意味で、花を小さな車に例えたものです。
根生葉は花期にはなくなります。茎葉は広披針形で長さ5-10cmほどで、基部は茎を抱いています。
オグルマは、全国19都府県でRDBに登録されており、近畿地方では‥大阪府・和歌山県:絶滅危惧Ⅰ類、京都府:絶滅危惧Ⅱ類、兵庫県・奈良県・三重県:準絶滅危惧種、滋賀県:その他重要種 となっています。
コメント
コメント一覧 (8)
ハナオグルマ・・まだ見ぬ草花です
コメント有難うございます。
仰るように、皆様と一緒の行動では、仲々自分の思うような行動はとれませんね。私は自分の気になった植物は、改めて個人行動で再訪して見直したりするようにしています。サギソウは何とか同じ場所で毎年姿を見せてくれますが、サワヒヨドリやキセルアザミなどの他の花が少ししか見られなくなってきているのが気になっています。オグルマもやっと実物に出会えました。
サギソウが舞う姿は清らかでうっとりですね~。ただただ見とれてしまいます。
翼を広げたサギのごとく・・誰もこの命名に異議を唱える人はいないでしょうね。
タコノアシは今が花の時期なのでしたね。先日もうそろそろ青い足になっているかと見たら、まだ花でした。今年はきれいに茹で上がったタコノアシの時期を逸しないようにしたいものです。気付いたら褐色ということが多くて(^-^;
コメント有難うございます。
サギソウなどは、虫媒花の中でも「蛾(ガ)媒花」と呼ばれるグループに属し、花粉の媒介者である夜行性の蛾の生活形態に合わせて白っぽい色の花の植物が多いと云われています。真っ白な花は夜間行動する蛾にはよく目立つので納得ですが、ただ、花姿だけは虫が怖がる鳥の姿になったのが不思議でなりません。
タコノアシを先日見たら、まだ花でしたが、枝が伸びて「青い足」状ならぬ「赤い足」状の花になっていましたので、急遽、その写真を1枚追加させてもらいましたのでご覧ください。
コメント有難うございます。
仰るように、オグルマはカセンソウとよく似ていますね。見分け方で、よく言われるのは「葉の裏面の葉脈が隆起しているかどうか(カセンソウは隆起しているがオグルマは隆起していない)」ですが、カセンソウは乾いた場所に生えるのに対し、オグルマは水場近くや湿った場所に生えます。また、見た感じだけで言いますと、カセンソウの舌状花はやや不揃いに乱れがちなのに対し、オグルマの舌状花は比較的整っていて端正な感じがしますね。
話は変わりますが、新潟は1ヶ月以上降雨がなかったところへ、今度は豪雨の来襲とのニュースに接しました。人も植物も大変だったでしょうが頑張ってくださいね。
コメント有難うございます。
この湿原は広くて、湿原に敷設された木道(八つ橋)からサギソウの写真を撮るのですが、他の湿原植物たちに邪魔されてアングル探しに気を使います。うまい具合に3つの花が同じ方向に向いているのがあって撮ることが出来ました。そちらでも、ぜひ良いアングルを探して撮ってみてください。