近くの池周辺で出会ったトンボたちです。記憶も薄れており、名前が間違っていたら御免なさい。
チョウトンボ(蝶蜻蛉)。トンボ科チョウトンボ属のトンボの一種。本州以南の、平地から丘陵地にかけての植生豊かな池沼などで見られます。出現期は6-9月とありますが、当地では6-7月くらいまでです。翅は青紫色で、つけ根から先端部にかけて黒く、強い金属光沢(メタリックさ)を持っています。前翅は細長く、後翅は幅広く、腹部は細くて短いです。
チョウトンボ(蝶蜻蛉)。トンボ科チョウトンボ属のトンボの一種。本州以南の、平地から丘陵地にかけての植生豊かな池沼などで見られます。出現期は6-9月とありますが、当地では6-7月くらいまでです。翅は青紫色で、つけ根から先端部にかけて黒く、強い金属光沢(メタリックさ)を持っています。前翅は細長く、後翅は幅広く、腹部は細くて短いです。
チョウトンボは全長31-42cmほどで、普通のトンボのようにキビキビとした飛び方ではなく、蝶々のようにヒラヒラと舞うように飛ぶことから「チョウトンボ」と云う名前が付けられました。飛んでいる姿が上手く撮れず静止画ばかりです。
水草の上で縄張りを監視するチョウトンボ。他のトンボが近くに来ると、すぐに追いかけはじめます。
高い木の先端で休むチョウトンボ。トンボといえば低い位置をぐるぐると飛び回っていることが多いですが、チョウトンボの若い個体の場合、非常に高い位置を飛んでいるのも特徴的です。
チョウトンボは、全国6都県でRDBに登録されていますが、近畿地方では無指定です。
ハラビロトンボ(腹広蜻蛉)のオス。トンボ科ハラビロトンボ属のトンボの一種。全長33-40mm。出現期は4-9月。名前の通り、腹部の幅が広くて、ボテッとした感じのトンボです。若いオスは全身がほぼ真っ黒(濃紺色)ですが‥
成熟するにつれて、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになります。
ハラビロトンボのメス。メスは鮮やかな濃い黄色と黒色との斑模様です。
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)のオス。トンボ科ショウジョウトンボ属のトンボの一種。全長44-55mm。オスは全身が鮮やかな赤色です。古典芸能の能に登場する「猩々(しょうじょう)」という架空の動物の装束が全身真っ赤であるところから、ショウジョウトンボと名付けられました(ショウジョウバカマも同じ命名ですね)。
メスは全身黄色で羽の付け根に黄色い斑紋があるそうなのですが、残念ながら見つけられず、オスの写真です。
コシアキトンボ(腰空蜻蛉)のオス。トンボ科コシアキトンボ属のトンボの一種。全長40-50mm。本州以南の平地や丘陵地・低山地の池や沼などに生息しています。出現期は6-10月で、オスは黒い体に腹部の一部が白く抜けていて、腰のところが空(あ)いているように見えるので「コシアキ」です。
メスはこの白い部分が黄色なんですが、今回はメスの写真は撮れずでした。
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)。トンボ科シオカラトンボ属のトンボの一種。体長50-55mmの中型のトンボ。全国の平地や湿地に普通に見られます。オスは老熟するにつれて体全体が黒色となり、胸部から腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となります。
大きな蝶を捕まえたシオカラトンボ。成虫は飛翔(ひしょう)しながら、ガガンボやカ、チョウ類、トンボ類などの昆虫を捕まえて食べます。
シオカラトンボのメス。メスや未成熟のオスでは、黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、俗にムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼ばれます。
ウチワヤンマ(団扇蜻蜒)。サナエトンボ科ウチワヤンマ属のトンボの一種。本州以南の平地や丘陵地の水面の開けた池や湖に生息します。全長70-87mmで、オス・メスともに腹部の第8節には黄色を黒色で縁取ったウチワ状の広がりがあるのが特徴で、名前の由来となっています。
名称に「ヤンマ」と付いていますが、ヤンマ科ではなくサナエトンボ科です。
外見的には、ヤンマ科は頭部の複眼が接していますが、サナエトンボ科は頭部の複眼が接していません。
水草の上で縄張りを監視するチョウトンボ。他のトンボが近くに来ると、すぐに追いかけはじめます。
高い木の先端で休むチョウトンボ。トンボといえば低い位置をぐるぐると飛び回っていることが多いですが、チョウトンボの若い個体の場合、非常に高い位置を飛んでいるのも特徴的です。
チョウトンボは、全国6都県でRDBに登録されていますが、近畿地方では無指定です。
ハラビロトンボ(腹広蜻蛉)のオス。トンボ科ハラビロトンボ属のトンボの一種。全長33-40mm。出現期は4-9月。名前の通り、腹部の幅が広くて、ボテッとした感じのトンボです。若いオスは全身がほぼ真っ黒(濃紺色)ですが‥
成熟するにつれて、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになります。
ハラビロトンボのメス。メスは鮮やかな濃い黄色と黒色との斑模様です。
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)のオス。トンボ科ショウジョウトンボ属のトンボの一種。全長44-55mm。オスは全身が鮮やかな赤色です。古典芸能の能に登場する「猩々(しょうじょう)」という架空の動物の装束が全身真っ赤であるところから、ショウジョウトンボと名付けられました(ショウジョウバカマも同じ命名ですね)。
メスは全身黄色で羽の付け根に黄色い斑紋があるそうなのですが、残念ながら見つけられず、オスの写真です。
コシアキトンボ(腰空蜻蛉)のオス。トンボ科コシアキトンボ属のトンボの一種。全長40-50mm。本州以南の平地や丘陵地・低山地の池や沼などに生息しています。出現期は6-10月で、オスは黒い体に腹部の一部が白く抜けていて、腰のところが空(あ)いているように見えるので「コシアキ」です。
メスはこの白い部分が黄色なんですが、今回はメスの写真は撮れずでした。
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)。トンボ科シオカラトンボ属のトンボの一種。体長50-55mmの中型のトンボ。全国の平地や湿地に普通に見られます。オスは老熟するにつれて体全体が黒色となり、胸部から腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となります。
大きな蝶を捕まえたシオカラトンボ。成虫は飛翔(ひしょう)しながら、ガガンボやカ、チョウ類、トンボ類などの昆虫を捕まえて食べます。
シオカラトンボのメス。メスや未成熟のオスでは、黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、俗にムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼ばれます。
ウチワヤンマ(団扇蜻蜒)。サナエトンボ科ウチワヤンマ属のトンボの一種。本州以南の平地や丘陵地の水面の開けた池や湖に生息します。全長70-87mmで、オス・メスともに腹部の第8節には黄色を黒色で縁取ったウチワ状の広がりがあるのが特徴で、名前の由来となっています。
名称に「ヤンマ」と付いていますが、ヤンマ科ではなくサナエトンボ科です。
外見的には、ヤンマ科は頭部の複眼が接していますが、サナエトンボ科は頭部の複眼が接していません。
コメント
コメント一覧 (8)
チョウトンボのメタリックな輝きがバッチリ捉えられていて、ほんとに美しいですね。
今季はとてもよく会うような気がします。
ショウジョウトンボはここ数年で名前がわかるようになりました。それまでに出会っていたのに赤トンボと思っていたのか、出会いが少なかったのかどちらなのか、多分認識していなかっただけなのでしょうね。
コシアキトンボは出会ってもなかなか静止してくれずに撮れません。
こちらではタイワンウチワヤンマが多くてウチワヤンマには今季はまだ会えていません。
そうそう、昨日10数年ぶりにスミナガシに会えて感激でした。
いつになることか・・またそのうちアップします(^^)
コメント有難うございます。
まだまだ当市は田舎なんでしょうね。大型の商業施設が少ないことも、その分、自然が残されているといえるのでしょうか。隠しポイントと云えるような池などでは結構多くのトンボが見られます。
コメント有難うございます。
チョウトンボは、昔は普通に見られましたが、今は、水位が安定していて水生植物が見られるような特定の池に定着しているだけです。なんとか、この環境が壊されることのないよう祈りたいです。
コメント有難うございます。
昆虫類は、そちらの専門領域で足元にも及びませんが、普通のトンボや蝶々などはまだ里でみられます。里山では昔はカブトムシやクワガタムシが、いやというほど居ましたが、クヌギなどは何十年、放置されっぱなしで次々に大木が枯れて、他の雑木に取って代わられ、滅多に甲虫類はみられなくなりました。昨日久しぶりに里山でクワガタを1匹見つけ、珍しく見入ってしまいました。
コメント有難うございます。
そちらでもチョウトンボを綺麗に撮られていましたね。飛翔シーンもばっちりで、流石でした。毎度の弁解となりますが、カメラのウデは並み級以下なので、蝶や鳥の飛翔シーンは殆ど撮れずで情けないです。最近は、池や湿原に行くことが多いのでショウジョウトンボとは良く出会います。赤とんぼには風情を感じますが、ショウジョウトンボは赤いだけで味気ないですね。コシアキトンボは仲々メスに出会えなくて私の課題になっています。あなたのブログで「スミナガシに出会った」という最高のニュースに接して、興奮しています。私は8年前に生駒山系で一度出会っただけです。貴重さ・美しさともに最高の蝶でアップされるのが待ち遠しいです。