今夏の猛暑には参りました。たまに散策に出かけても短時間で切り上げるので、動物(昆虫や蝶や鳥たち)との出会いも少なかったです。まぁ出会えたこと自体、何かの縁と思い「夏の思い出」として整理してみました。
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シオヤアブ(塩屋虻)のオス。ムシヒキアブ科の一種。全国に生息します。私の大好きなシオヤアブは、オニヤンマやカマキリやスズメバチといった有名な虫の殺し屋たち、あるいは自分より大きくて強靭なカブトムシやクワガタムシをも襲う、昆虫界きっての最強ハンターと云えます。全身に黄色の毛が生えており、獲物をしっかり捕まえるため、足の棘も凄いです。オスには腹部後端に白い毛の束があります
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前へ回り込んでみたら、自分より一回り小さなアブを捕らえていました。
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全容が分かりやすいようにと、横から撮ってみました。いつ見ても惚れ惚れする見事なハンターぶりです。
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カナブン(金蚉、金亀虫)。この夏は、暑さで里山歩きも2回行っただけで、出会った甲虫類の多くはカナブン。
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コクワガタ(小鍬形)のメス。クワガタムシ科クワガタ属の甲虫の一種。メスの体長は20-30mmほど。
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多分ノコギリクワガタ(鋸鍬形)のメスと思います。クワガタムシ科クワガタ属の甲虫の一種。メスの体長は35-40mmほど。
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ノコギリクワガタ(鋸鍬形)のオス。クワガタムシ科クワガタ属の甲虫の一種。大顎が湾曲する長歯型で、最も人気のあるタイプです。オスの体長は26-77mmで平均体長は60mmほど。カブトムシの写真は撮れずでした。
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ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)がトンボを捕まえていました。
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目の前でヒラヒラと舞っていたジャノメチョウが、あっという間に蜘蛛の巣に捕まってしまいました。蝶を捕らえた、このクモは 脚の模様からジョロウグモ(女郎蜘蛛)のような気がするのですが‥??
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ノアザミで吸蜜するモンキアゲハ(紋黄揚羽)
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オニユリで吸蜜するナミアゲハ(並揚羽)
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何故か地表の草に止まっていた メスグロヒョウモン(雌黒豹紋)のオス
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地面で吸水するキタキチョウ(北黄蝶)
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木陰で休むジャノメチョウ(蛇の目蝶)。フワフワと飛び、おっとりとした この蝶の動作に何故か惹かれます。
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翅裏を一直線に走る白帯が目立つ ヒメジャノメ(姫蛇目)
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木陰で休むムラサキシジミ(紫小灰蝶)。残念ながら、美しい翅表は見せてくれませんでした。
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ヤマトタマムシ(大和玉虫/吉丁虫)。タマムシ科の甲虫の一種。本州以南に分布します。猛烈な酷暑と闘い、いち早く命を終えたようです。
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お盆休みが終わる寸前には、全国的に天候が悪化し‥カンカン照りから解放されると同時に、今までうるさく鳴いていたアブラゼミ(油蝉・上)クマゼミ(熊蝉・下)などの蝉の鳴き声が全く聞かれなくなりました。
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散策道の休憩所で一服していると、イソヒヨドリ(磯鵯)が、ご機嫌伺いに姿を見せてくれました。
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散策道にあるエゴノキには、ヤマガラ(山雀)がエゴノキの実を物色しに来ていました。もう秋の訪れです。