木本類の冬芽や葉痕の見極めは苦手で、早々と諦めていますが、せめて草本類のロゼットくらいは見分けられるようにならないといけないと思いつつ、仲々その気になれませんでした。ところが、ブロ友さんの記事に「メマツヨイグサのロゼット」写真が掲載され、こんなにキレイなロゼットがあるのかとビックリしました。私の性分としては、ロゼット全般に手を出すと、多分途中で放り投げそうですので、まずは興味のあるものだけ、先述の「メマツヨイグサのロゼット」のように、他のWEB等で見て心惹かれたものだけ、ウォーキング中に出会うことが出来れば、取り上げてみようと思います。まずは、そのキッカケとなったマツヨイグサの類なら当地でも見られますので、里山歩きの行き帰りに、早速探していたら、3種と出会いました。
★アレチマツヨイグサ
当地で一番多いのが、このアレチマツヨイグサ(荒地松宵草)です。以前にも記しましたが、今はメマツヨイグサ(雌松宵草)という言い方で、統一されています。
アレチマツヨイグサのロゼットです。ウィキペディアによりますと、「ロゼットという言葉は、元来はバラの花から由来する言葉で、八重咲きのバラの花びらのような配列を現す言葉である。(中略)つまり、ロゼットと言うのは、根出葉が円盤状に並んだような植物体を現す言葉である」 と記されています。その解説文の通り、寒さで紅葉したアレチマツヨイグサの根出葉の中心は、まるで八重咲きの赤いバラのようでした。
紅葉したアレチマツヨイグサのロゼット全姿。最近、見かけた野草のロゼットでは一番美しいかも‥。
★コマツヨイグサ
アレチに次いで、よく見られるのがコマツヨイグサ(小松宵草)です。小さいながらもロゼットらしい姿です。どこかのブログに 「マツヨイグサが最もロゼットらしい。コマツヨイグサは地表に咲く緑のバラ」 と書かれていました。
★マツヨイグサ
当地では、ごく限られた所だけでしか見られない、本家のマツヨイグサ(松宵草)もチェックしてみました。
マツヨイグサの根出葉です。細長い葉をたくさん束ねた姿です。同じマツヨイグサでも、ロゼットと一口に言っても、こんなに違うものなんですね。こうなれば、オオマツヨイグサはどうなのか、知りたいところですが、残念ながら、オオマツヨイグサは当地では自生しておらず、見ることは出来ません。
コメント
コメント一覧 (6)
あるけど何だろうと思っていました。
アレチマツヨイグサのようですっきりしました。
ロゼットは時々、ハッとするような芸術品に遭遇することがありますね。
ロゼットを見ただけで、名前がわかるようになりたいですが、まだまだ勉強中です。
お持ちかも知れませんが「野草のロゼットハンドブック」という本が出ています。
コメント有難うございます。
新たな刺激を頂き、有難うございました。
お陰様で、この目で確かめたいと思っていたメマツヨイグサのロゼットを見ることが出来ました。
コメント有難うございます。
この時期はロゼットも霜焼けで赤くなっていて目立ちますね。
アレチマツヨイグサの他にも、スイバなども真っ赤になっています。
コメント有難うございます。
改めて眺めてみますと、芸術的なものや、ユニークなものなどが見られますね。
ロゼット専門の解説書もあるのですね。機会があれば書店でのぞいてみます。